自閉症を「関係」の視点から捉え直し、「こころの発達」に真正面から取り組むための、理解と支援のあり方。
・自閉症という深刻な問題について、従来の「個」を中心とした理解に代わって、「関係」という視点から捉え直す。著者独自の視点から書き下ろした一般向けの解説書。
・基本となる概念を解説したのち、自閉症で問題となる事柄について具体的に検討。三大特徴である「対人関係の障碍」「コミュニケーションの障碍」「偏った興味、繰り返し行動、こだわり行動」、さらには行動障碍について、「関係」の視点から捉え直し、それらの行動特徴が生まれてくる発達過程を考える。
・自閉症の人々への援助で、もっとも大切な柱は何か、自閉症の子どもたちとともに生きるために心掛けたいこと、彼らとの出会いから学び考えてきたことをつづる。