法研の定期刊行誌

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週刊社会保障 2016.9.19 No.2891

株式会社法研 報道部

定価:本体800円+税

発行日:2016年9月19日

B5判 総68頁 

ニュース・フラッシュ

社会保障全般

▼厚労省は9月2日、待機児童及び待機児童解消加速化プランの状況を公表。平成28年度の保育所等申込者数は約256万人で前年度比約8.6万人増、28年4月時点の待機児童数は2万3553人で前年比386人増。各自治体による保育拡大量は25~29年度の5年間で48.3万人分に(P.56)
▼労政審・雇用保険部会は9月7日、法改正を見据え、基本手当の水準について議論を開始(P.22)
▼安衛法に基づく定期健診等あり方検討会は9月7日、定期健診の診断項目について、保険者による健診・保健指導等に関する検討会の報告書に沿った方向で見直すことに合意。現行の法定項目の新規追加・廃止は行わないことに(P.16)

医療・医療保険

▼厚労省は9月6日、平成27年医療施設(動態)調査・病院報告の結果を公表。27年10月1日現在活動中の全国の医療施設は17万8212施設、167万3669床で、前年から666施設増加、7043床減少。病院の平均在院日数は29.1日で前年から0.8日短くなり、最長は高知県の47.3日、最短は神奈川県の22.5日(P.28)
▼経産省・東京証券取引所は9月6日、「健康経営銘柄2017」の選定や、今年度から新たに始める「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定方法等に関する説明会を開催(P.24)
▼医療情報提供内容等あり方検討会は9月7日、医療機関のウェブサイト等の取扱いについてのとりまとめ案を座長一任で了承。虚偽・誇大な不適切表示に対し、新たな規制を設けることに(P.15)
▼協会けんぽ業績評価検討会は9月6日、協会けんぽから平成27年度の健康保険の保険運営の企画、健康保険給付等、保健事業に関する自己評価を聴取し、意見交換(P.19)
▼健保連は9月9日、平成27年度健保組合決算見込を発表。全体の経常収支は1278億円の黒字に。保険料率を引き上げた組合は313組合で全組合の22.3%、平均保険料率は9.035%で初の9%超え。法定給付費は3兆7897億円で対前年度比3.21%増と高い伸び(P.6)
▼健保連は9月9日、平成27年度の高額レセプト上位を発表。月額1000万円以上のレセプトは前年度から61件増(対前年度比20.3%)の361件となり過去最高を更新し、3年連続で300件以上に(P.14)
▼中医協・DPC分科会は9月12日、今年10月1日時点で7項目の病院情報をウェブサイトで公表している病院を、平成29年度からDPC制度で評価することを決定(P.13)
▼厚労省は9月13日、平成27年度医療費の動向を公表。概算医療費は、前年度から約1.5兆円、3.8%増加の41.5兆円となり、13年連続で過去最高を更新(P.12)

年  金

▼社保審・年金数理部会は9月8日、「公的年金財政状況報告」をまとめた。平成26年度末の公的年金制度全体の積立金は対前年度比17.3兆円増の203.6兆円で、8年ぶりの200兆円超え(P.44)

時事評論

高齢化と第4次産業革命
慶應義塾長 清家 篤

論  壇

所得及び資産の分配と社会保障の役割
尚美学園大学名誉教授 丸尾 直美