法研の定期刊行誌

株式会社法研

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週刊社会保障 2016.8.29 No.2888

株式会社法研 報道部

定価:本体800円+税

発行日:2016年8月29日

B5判 総68頁 

ニュース・フラッシュ

社会保障全般

▼塩崎厚労相の私的懇談会「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会は8月2日、報告書を提出。働き方と、税と社会保障の一体改革をあげ、家族単位となっている税制や社会保障制度を個人単位化していくことを提案(P.16)
▼社人研は8月5日、平成26年度「社会保障費用統計」を公表。26年度の「社会支出」総額は116兆8532億円(対前年度比1.2%増)、「社会保障給付費」総額は112兆1020億円(同1.3%増)でともに過去最高を更新(P.26)
▼諮問会議は8月8日、新内閣に期待する今後の取組み等を議論。有識者議員が「新内閣の発足に当たっての重点課題」を提出し、働き方改革と社会保障改革の実行、歳出改革をはじめとする財政健全化の推進等をあげ、医療・介護給付の重点化・効率化、負担能力に応じた公平な負担等の具体化を求める(P.19)

医療・医療保険

▼医療計画の見直し等検討会の在宅医療及び医療・介護連携WGは8月3日、初会合を開き、厚労省事務局が、平成30年度からの新たな医療計画に医療機関等の提供サービスの実績等の機能に着目した指標を盛り込むこと等を提案(P.14)
▼医療情報提供内容等のあり方検討会は8月3日、医療機関のウェブサイト等における規制の範囲やあり方等、厚労省事務局が示した「これまでの議論を踏まえた方向性案」をもとに議論(P.24)
▼健保連と協会けんぽは8月9日、連名で厚労省に「平成28年度療養費改定に当たっての意見(要請)」を提出。不正請求の適正化が急務となっている療養費に対して、28年度は「マイナス改定とすべき」と主張(P.18)
▼保険者による健診・保健指導等検討会は8月10日、平成30年度からの第三期特定健康診査等実施計画期間における特定健診・保健指導の在り方についてとりまとめた現時点における「これまでの議論の整理」を公表(P.59)
▼健保連はこのほど、「データヘルス計画」における保険者調査報告書を公表。データヘルス計画の策定では、約8割の健保組合が主体的に検討を実施(P.17)

介  護

▼社保審・介護保険部会は8月19日、費用負担(介護納付金の総報酬割、調整交付金)、利用者負担について議論。介護納付金を全面総報酬割とした場合(試算)、負担額は、協会けんぽは420億円減、国費は1450億円減となる一方、健保組合は980億円増、共済組合は890億円増に(P.6)

年  金

▼厚労省は8月4日の社保審・年金事業管理部会に、ねんきんネットの活用促進・年金定期便の見直し(案)を説明。ねんきんネットのID取得数の増加やねんきん定期便の「紙」から「電子版」への切り替えの推進等を図る(P.15)

時事評論

医師の進路選択と需給調整
日本大学名誉教授 大道 久

論  壇

高齢者の生活保障―韓国的特質とその意味
明治学院大学准教授 金 成垣