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ウルトラ図解 アルコール依存・薬物依存
治療が必要な病気であることを理解するお酒、たばこ、薬物など特定の物質の使用をくり返すうちに、それなしにはいられない状態になるのが依存です。依存は進行すると本人の力だけで解決するのが難しくなり、生活や人間関係に支障を来します。家族など身近な人が叱ったり、止めようとしてもうまくいきません。周囲の人を巻き込んでしまうことも少なくありません。
アルコールや薬物への依存症は、飲酒運転や犯罪にも結びつきやすくなるリスクがあります。これらによるトラブルを少しでも経験した時点で、これは病気だと自覚し、治療を始めることが大切です。
一方で、アルコール依存に関していえば、アルコールの害や治療に関する知識が広まったことにより、かつてより早期に治療を開始する人も増えています。
また「断酒しかない」といわれていた治療も、ここへきて選択肢も増えてきており、それを助けるツールも登場しています。
本書は、アルコール依存や薬物依存に悩む本人や家族が、正しい知識を持ち、適切に専門機関や周囲のサポートを受け、回復を図っていくことができるようにオールカラーの図解を豊富に用い詳しくわかりやすく解説しています。 -
ウルトラ図解 手指の痛みとしびれ
手指に起こるトラブルの対処と治療の最新知識●日常生活に欠かせない「手指」に起こる様々なトラブルをわかりやすく解説
毎日生活している中で、手や指は常に使い続けているものです。握る、つまむ、押す、投げる、ねじる、叩くなど、仕事でも家事でも当たり前のように手や指は使われますが、それだけに手や指に痛みやしびれ、腫れや変形など何らかのトラブルがあると、とても不便になります。
それでも生活に支障をきたさなければ、無理をしてしまうかもしれませんが、ひと口に「手や指のトラブル」といっても様々なものがあります。腱鞘炎(ばね指、ドゥ・ケルバン病)をはじめ、ヘバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症といった手の変形性関節症。また、正中神経、尺骨神経、橈骨神経といった神経が圧迫されることで起こる手根管症候群や肘部管症候群。ほかにも関節リウマチ、デュピュイトラン拘縮、マレット変形、キーンベック病、爪周囲炎など多岐に渡ります。
トラブルを起こしている疾患によって、取るべき対処法も異なるため、きちんと理解しておくことが大切です。本書は、こうした様々な手指のトラブルをわかりやすく解説しています。 -
亀田メディカルセンターが実践している
スポーツ医学的に正しいエクササイズがわかる本
■メディカルフィットネス施設が推奨し、実践している安全で効果的なエクササイズ!
適切な運動を行うために必要な知識が満載!スポーツ医学的に正しいエクササイズがわかる!
健康づくりのために運動に取り組むのは素晴らしいことです。しかし、そのとき大切なのは、正しい知識に基づいて行うこと。闇雲に行うと、体を痛めたり、ケガをしたり、思わぬ結果を招くこともあります。
あらゆる情報が溢れている今の時代、エクササイズに関する情報もたくさんあります。それらを参考に取り組むのもひとつの方法ですが、中には、スポーツ医学的に効果が期待できないエクササイズが紹介されていることや、もっとひどい場合には健康を害する可能性すらある誤ったエクササイズが紹介されていることもあります。
そこで、そうした情報に惑わされることなく、効果的なエクササイズに安全に取り組むことができるように、医療法42条に定められた「メディカルフィットネス施設」である亀田メディカルセンターが推奨し、実践している「スポーツ医学的に正しいエクササイズ」の知識を1冊の本にまとめました。
エクササイズを行う目的やその人の身体のレベルによって、取り組むべき内容も異なります。メディカルフィットネス施設として、日頃からひとりひとりの状態に合わせて、きめ細かな運動指導を行っている亀田メディカルセンターのノウハウの一端を、本書では図や写真をまじえながら詳しく解説しています。
必要な知識をきちんと身につけて運動をすることは、効果を最大限に引き出し、ケガから体を守ることにもつながります。本書を手に、ぜひ安心・安全なエクササイズに取り組んでください。
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粒子線治療がしっかりわかる本
重粒子線治療、陽子線治療、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)について正しく理解するために●粒子線治療について知りたい患者さん・ご家族に
粒子線を使用したがん治療は比較的新しい技術です。効果が高く、副作用が少ないと期待される反面、治療を受けられる施設が限られ、また費用が高額であるなど課題を残します。
しかし、年々治療施設は増え、健康保険を使って受けられる治療の範囲も広がってきています。研究が進み、副作用や効果の面で粒子線治療が向かない疾患もある一方、照射技術の研究、開発によりその課題をカバーできることもあります。本書では、粒子線治療の最新の知識と、実際に治療を受ける際の注意、粒子線が適応となる疾患、粒子線治療施設の情報などを放射線治療、粒子線治療に携わる医師・関係者によって詳しく紹介しています。 -
これからの時代の「新しい呼吸ケア」
~喘息・結核・COPDから新型コロナウイルス後遺症まで~呼吸器ベストドクターが語る●重なりあう高齢者の呼吸器疾患と上手に付きあう―「新しい呼吸ケア」を提唱
特に高齢者で問題となる喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎などの呼吸器疾患は、病気かどうかの境界線が不明で病気が重なることが多く、ピンポイントの治療では効果を示すことが難しいなどの特徴があります。薬物療法以外に呼吸リハビリテーションや栄養指導が重要になり、治療の目的も、より快適な生活、急な悪化を防ぐことなどが重要で、暮らしの中で付きあっていく病気といえます。
呼吸器疾患の総合的な治療の大枠は近年「呼吸ケア」と呼ばれ、呼吸器疾患の複雑な問題を医師以外のさまざまな職種の医療者たちが協力しあい包括的に解決していく方法です。本書は「呼吸ケア」の第一人者である著者が、①慢性疾患とともに暮らす高齢社会の課題、②重なりあう高齢者の呼吸器疾患についての知見、③日本と世界の歴史を踏まえたこれからの医療のあり方、④新型コロナウイルス感染症から私たちが学ぶべきことなどのテーマに即して、これからの時代に向けた「新しい呼吸ケア」学を提唱します。 -
不老も長寿も“血糖値”が9割
~インスリンを減らせば老化は遅くなる~不老長寿達成のための生活習慣 新バイブル老化を遅らせ、健やかに寿命を伸ばすための座右の書
「老けない」「長寿」をキーワードにした本が売れています。特に本書はこれまでにない「血糖値と老化」に新しい切り口を提示します。「血糖を体内に取り込むインスリンそのものが、実は老化の大きな原因である」。近年証明されたこのエビデンスと「長寿ホルモン」アディポネクチンの知見を踏まえ、“老化をとめる方法”をわかりやすく解説し、食生活・運動習慣の両面から実践できます。
著者は米国で老化のメカニズムを研究した後、日本で糖尿病・生活習慣病の治療に当たっている医学博士で、理論と実践の両面から解説します。
■本書の特長
・血糖値とインスリンとの関係から老化を抑えるしくみを解説
・糖尿病予備軍の方の症状を進ませないヒントを紹介
・不老長寿になるための「長寿的生活習慣」(食生活編、運動習慣編)を解説 -
よくわかるiNPH(特発性正常圧水頭症)
歩行障害、認知障害、排尿障害の3徴候に気づく特発性正常圧水頭症とは、なんらかの原因で脳脊髄液(髄液)がたまりすぎ脳が圧迫される病気です。歩行障害、頻尿、認知症を主な症状とし、正しい診断を受け、適切な対処をすると症状が改善されます。アルツハイマー型認知症などと合併している場合でも、特発性正常圧水頭症を治療し転倒しやすさや尿失禁などの症状が改善されることで、介護負担が減ったり、生活の質が高まったりします。
しかし、歩きにくい、トイレが近い、ぼーっとするなどが症状の病気はほかにもあり、高齢者がこのような状態になっても特発性正常圧水頭症だと気づかないことも少なくありません。
本書は特発性正常圧水頭症にはやく気づき、適切な治療を受けるための病気の基礎知識や、診断のための検査方法、治療法、シャント術後の過ごし方などを、ケーススタディもまじえながら詳しくわかりやすく解説します。 -
ウルトラ図解 糖尿病
続けやすく効果的な治療で、合併症を予防するオールカラー図解シリーズ第30弾糖尿病治療は続けやすさが重要
糖尿病と診断されたらすぐに治療を開始し、進行や合併症を予防することが大切で、治療においては弱くなったインスリンの働きを補い血糖値をいかに良好な状態にコントロールしていくかがポイントとなります。
毎日の生活習慣、食事に関わることなのでつらかったり、難しいものは続きません。今は、糖尿病の治療はかなり進歩し、低血糖のリスクが少なく、効果の高い薬が続々と登場し、美味しいものをおなかいっぱい食べられる糖質制限食など効果的な食事法も広まっています。血糖値の自己測定ツールも年々開発が進み、治療に取り入れている人が増えています。
本書は糖尿病の基礎知識、効果的で続けやすい治療の紹介、生活のさまざまな場面での対処法などをオールカラーの図解を豊富に用いてわかりやすく解説します。 -
専門医がやさしく教える リウマチの治し方
痛み、腫れ、こわばり、「リウマチかな?」と思ったら…痛みに向き合い、元気を導くためのガイド・リウマチに特化したリウマチ専門医による日常の対策と生活処方、役立つ知識と情報
・リウマチの痛み、こわばりに日々悩む人に、明るい気持ちになれるよう解説
・日進月歩の新しい治療も紹介し、読者に希望をもってもらえるようにする
・たくさんのイラストとやさしい文章で内容の理解が深まります50歳以上の2人に1人、高齢者になればほぼ全員に起こるという手指の腫れや痛み、そして変形。その代表的な原因の1つがリウマチです。患者数は一説には100万人と言われていますが、予備軍の多さを踏まえると氷山の一角に過ぎないことがわかります。
その多くの方々は「もしかしてリウマチかな?」と悩み、日々憂鬱な気分に苦しんでいるのですが、彼らの悩みにフィットする情報が不足しています。症状をよくするために1番大切なのは、実は「前向きな気分」。これは日本でも数少ないリウマチだけに特化した専門医としての、著者の結論です。そこで、そうした痛みと暗い気持ちに悩む人に、いままでで1番明るい気持ちになれるように本書で勇気づけます。 -
名医が教える 高血圧の治し方
健康長寿を助ける決定版なぜ高血圧は死を招くのか。正しい知識と対処で元気に長生きできる本●放っておくと心筋梗塞や脳卒中など、重大な事態を引き起こす高血圧と動脈硬化。自覚症状なく進んでしまう油断のならないサイレントキラーです。
●ウイルス等に感染することで、重篤化させる基礎疾患の一つとしても見逃せません。
●わが国では推定4300万人もの高血圧患者さんがいるといわれており、高血圧が原因となって死亡する人の数は、年間10万人は下らないと見積られています。その多くは自覚症状がないことから取り返しのつかない事態に陥っているのです。
●しかし、高血圧は決して治せない病気ではありません。対処が早いほど改善のきく症状なので、高血圧について正しく知っていただくことが何よりも大切です。 -
ウルトラ図解 肝炎・肝硬変・肝がん
病気を克服する最新治療と生活のアドバイスオールカラー図解シリーズ第29弾「沈黙の臓器」だからこそ早期発見に努めたい肝臓の病気をわかりやすく解説
肝臓は体の中にある最大の臓器です。代謝や解毒をはじめ、様々な役割を果たしており、生きていくうえで欠かすことのできない重要な臓器ですが、再生する力や失った機能を補う力に優れているため、よく「沈黙の臓器」と言われるように、肝臓はダメージを受けて機能が低下しても、自覚症状が現れにくいという特徴があります。そのため、病気に気がついたときには、かなり進行していることも珍しくありません。本書はそんな肝臓の病気として知っておきたい肝炎・肝硬変・肝がんについて、オールカラーで豊富な図解を用いながらわかりやすく解説しています。原因や症状、治療法など病気に対する正しい知識が得られるとともに、日常生活で気をつけたいポイントがわかります。 -
ウルトラ図解 乾癬
正しい治療でQOLを高め、いきいきとした生活をオールカラー図解シリーズ第28弾乾癬を正しく知り、正しく向き合うことが、病気を克服する第一歩
乾癬はカサカサした皮疹が全身にでき、古くなった角質が白くたまりフケのようにボロボロと剥がれ落ちる慢性の皮膚疾患です。症状が見た目にもわかることから人目が気になり、外出をためらったり、やりたいことも我慢してしまう患者さんが多いものです。乾癬治療は最近になって目覚ましい進歩を遂げ、治療法の選択肢が広がり、より有効かつ自分に合った治療法を選ぶことで上手に症状をコントロールし、発症する前と変わらない生活を取り戻せるようになっています。完治は難しい病気ですが、定期的な通院と適切な治療、生活での自己管理を続けることで、よりよい状態を維持することが可能です。正しい知識を身につけ正しく向き合うことが、病気を克服する第一歩となります。