説明
◆ 監修者 ◆
樋口 進(ひぐち・すすむ)
昭和54年東北大学医学部卒業。米国立保健研究所(NIH)留学、国立久里浜病院臨床研究部長、同病院院長などを経て現職。ゲーム障害、ギャンブル障害などの行動嗜癖、アルコール関連問題の予防・治療・研究などを専門とする。2011年に国内初のネット依存治療専門外来を設立。WHO専門家諮問委員、行動嗜癖に関するWHO会議およびフォーラム座長、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議会長を務める。
◆ 目次 ◆
巻頭マンガ すでに踏み込んでいる!? 依存症への道
第1章 どこから「依存」が始まるのか
変化してきた「依存症」のとらえ方/物質使用症群とはなにか/なぜ、特定のモノにはまるのか/依存と心の病気の関係/columnギャンブル・ゲームなどの行為でも依存は起こりうる
第2章 アルコール依存症の進み方
アルコール使用の実態/飲酒時に体内で起こること/「量が多いだけ」でも危険/いつの間にかアルコール依存に
第3章 薬物依存の実態と特徴
薬物か依存の人はどれくらいいるのか/違法薬物の代表は「大麻」と「覚醒剤」/「合法なもの」でも依存は生じる/使い方の問題に気づくために
第4章 回復に向けた取り組み
ものに依存しないために必要なこと/アルコール依存の治し方/薬物依存症の治し方/家族はなにができるか/column回復の道は長く続く。失敗してもあきらめないで