説明
◆ 著者 ◆
久保田正春(くぼた・まさはる)
日下部記念病院院長(山梨市)、精神科医。1987年山梨医科大学医学部卒業、医学博士。ドイツ、マックスプランク精神医学研究所留学(文部省在外研究員)、山梨医科大学講師を経て、現在、日下部記念病院院長。2004年より山梨大学医学部臨床准教授兼任。主な著作として『抗うつ薬を飲む前に』(共著)、『あなたの家族が心の病になったとき』、『ここまで進んだ 心の病気のクスリ』(以上、全て法研)などがある。
◆ 目次 ◆
第1章 心の病と診断されたとき
心の病とは何だろう/歴史的観点からみると/どうなったら治ったといえるのか/そもそも完璧に治るものなのか/テキストに書いてある、治るに関係した概念/良くなるには何が必要なのか?通常のガイド本やマニュアルには書いていないこと
第2章 治りにくいケースとは
診断から治療、改善、治癒までの流れ/治療方針について/治らない理由として考えられること/①診断に問題があった/②原因が違う/③併存する病気がある/④治療方法に問題があった/⑤薬が合わないケース、薬では治らないケース/⑥コンプライアンスの低下/⑦主治医とのコミュニケーションの問題/⑧家族や環境、職場などの問題/⑨最初のうちは良かったのに…というケース
第3章 〔症状別 対処のポイント〕統合失調症
第4章 〔同〕うつ病
第5章 〔同〕双極性障害
第6章 〔同〕不安障害(不安症)
第7章 〔同〕摂食障害
第8章 〔同〕パーソナリティ障害・発達障害
第9章 医療を上手に利用するために
●巻末付録/精神疾患の治療に用いられる主な薬剤