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そのふるえ・イップス 心因性ではありません

平 孝臣 他(著)
SKU: 30210826

¥1,870

不随意運動・ジストニアのしくみと治療
原因不明、精神的なものといわれたふるえ、イップスを内科的、外科的なアプローチで治療する

イップス、ふるえを心因性だからと諦める前に
ピッチャーがボールをうまく投げられない、ゴルフで打とうとするときに思わぬ動きをしてしまう、長年演奏してきた楽器を弾けなくなる、こうした症状は以前から知られ、イップスなどと呼ばれてきました。
そうしたイップスやふるえ、不随意運動で悩んでいる患者さんのなかには、脳神経と特定の動きが結びつき、その動作をしようとしたときにだけ不具合が起きてしまう人がいます。
局所性ジストニアなど、病気の本質が見極められ、正しく診断されれば有効な治療法がある病気もあります。
本書は局所性ジストニアを中心に、原因不明、心因性といわれていた病気のしくみや基礎知識、治療法をわかりやすく紹介します。

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説明

◆ 著者 ◆

平 孝臣(たいら たかおみ)

医師、医学博士、東京女子医科大学脳神経外科臨床教授
1982年神戸大学医学部卒。同年東京女子医科大学脳神経外科、1988年よりイギリスバーミンガム大学留学、1991年よりオランダアムステルダム大学研究員を経て2012年より現職。日本脳神経外科学会評議員、日本定位・機能神経外科学会理事長。

堀澤 士朗(ほりさわ しろう)

2008年東海大学医学部卒。2010年より東京女子医科大学脳神経外科後期臨床研修医、2015年より東京女子医科大学脳神経外科助教。

◆ 目次 ◆

第1章 「イップス」とはなにか?
「イップス」といわれる症状のいろいろ/イップス=メンタルの問題なのか?/イップスの正体は「ジストニア」/イップス以外にもある「ジストニア」いろいろ
第2章 「ふるえ」が止まらない!
「書痙=ふるえ」ではない/病的なふるえの原因はいろいろ/パーキンソン病と本態性振戦/その他のふるえ
第3章 なぜ体の動きが制御できないのか
運動をもたらす脳と体のしくみ/体の動きを制御できなくなる原因はいろいろ/イップスやふるえは、脳の調整不良がまねく
第4章 イップス・ふるえの治し方、つきあい方
正しい診断を受ける/治療方針の定め方/イップス=ジストニアの治し方/「ふるえ」の治し方/毎日の生活で心がけたいこと
第5章 もっと知りたい! 脳の手術のこと
「脳の手術」の始まりと変遷/脳の手術の原理・原則/機械を植え込む「脳深部刺激療法」/熱で固める「高周波凝固術」/新しい治療法、「集束超音波治療」/放射線による「ガンマナイフ治療」

追加情報

ISBN

9784865138269

ページ数

176ページ

発行日

2021年8月24日

刷色

2色刷

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。