訪問メンタルヘルスカウンセリング

公認心理師・臨床心理士を事業所に派遣して、従業員のカウンセリングを行います。

サービスの内容

従業員のメンタルヘルスケアの一環としてや、通常の生活環境では発生しない「重い心理的負担」への対応として、従業員1名あたり20~30分間のカウンセリングを提供します。カウンセラーは、メンタルヘルス系の資格の中で最も取得・継続が難しいとされる公認心理師・臨床心理士が担当いたします。訪問・出張カウンセリングには、3つのプランがございます。

1.CHECK UP! 訪問メンタルヘルスカウンセリング
(全員カウンセリング)

サービスの特徴

公認心理師・臨床心理士が全員又は一部の従業員に対して、カウンセリングを提供します。相対的にストレス状態が高いと判断された従業員には、産業医面談や継続カウンセリング等の重点的なサポートに繋げることが可能です。単発でも実施可能ですが、カウンセラーが従業員と信頼関係を構築し、心境を詳細に把握するためには、2回以上カウンセリングを実施する継続型を推奨しております。

全員カウンセリングの意義

カウンセリングに関心があっても、予約から来所までの工程を躊躇し、利用に至らないケースがございます。全員カウンセリングは、こうした手間を省き、業務の合間に従業員自身の気持ちや考えを整理する機会を提供することができます。継続的なカウンセリングの実施は、メンタルヘルスリテラシーの向上やメンタルヘルス不調に伴う離職を防止に繋がります。

サービスの流れ

    1. 担当者と打ち合わせ
      社内の繁忙状況や従業員の様子などをヒアリングさせていただきます。
    2. カウンセリングの対象となる従業員のリストアップ・日程調整
      高ストレスが疑われる一部の従業員のみにカウンセリングを行うことも可能です。
    3. カウンセリングの実施
      事業所の会議室等をお借りし、1名あたり20~30分のカウンセリングを行います。
    4. 報告書を提出
      全員のカウンセリング終了後、対象者の性別や年代、事業所名や主訴を記載した報告書を提出いたします。※本人に記載許可を得た場合のみ、報告書に反映します。

サービス提供例

「こころの健康診断」として

年に1回、身体の健康診断を受けるように、「こころの健康診断」として、カウンセリングがあることを従業員に定着させることで、カウンセリングに対する不安や心配を払拭し、気軽にカウンセリングを受けていただけます。「カウンセリングサービスを導入したいけど、利用してもらえるか」といたお悩みがある場合にも、お試しや体験会といった立場として導入することも有効です。

ストレスチェックの代わりとして

ストレスチェックの実施が義務ではない小規模団体において、従業員のストレス状況を確認する手段として全員にカウンセリングを行います。弊社で提供している「マイストレスチェック」を併用していただくことで、より詳細に事業所におけるストレス要因を把握することができます。

2.FOLLOW UP! 訪問メンタルヘルスカウンセリング

サービスの特徴

チェックアップ訪問メンタルヘルスカウンセリングを実施後、再度、公認心理師・臨床心理士が事業所を訪問する、継続型の訪問カウンセリングです。一般的に、カウンセリングの平均回数は3〜8回と言われています。1度限りの短い時間の中で、初対面のカウンセラーに深い話をすることはなかなか難しいですが、フォローアップのカウンセリングを行うことで、初回のカウンセリングではできなかったような本音に近い話をしたり、問題をさらに深堀りしたりすることができます。また、労働環境の変化や家庭の事情などにより、前回とは異なるストレスを持つようになった従業員に対しても、その状況に応じた対応ができます。

※カウンセラーの都合により、初回と同じカウンセラーがフォローアップカウンセリングを実施できない場合もございます。

サービス提供例

半期に一度、人事異動の時期にカウンセリングを実施

人事異動が行われる春と秋に、従業員全員に対してカウンセリングを実施することで、一人一人が自身の精神状態に関して振り返る機会を提供することができます。また、メンタルヘルスだけでなく、キャリアに関するお悩みにも対応いたしますので、キャリア形成に不安がある方も安心して利用することができます。

職場環境改善のために

複数回のカウンセリングの結果に基づいた報告書より、事業所のストレス要因を把握し、職場環境の改善にご活用いただけます。カウンセラーによる職場環境改善のコンサルテーションも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

3.緊急時訪問メンタルヘルスカウンセリング

サービスの特徴

事件・事故・自殺等、心理的負担がかかる出来事が発生した現地に公認心理師・臨床心理士が赴き、従業員の状態をスクリーニング形式でカウンセリングします。集団的対応を行うことにより、組織の早期安定化や連鎖的に起こる心理的負担の軽減を図ります。緊急時には最短2週間以内に、カウンセラーの派遣が可能です。

サービス実施の流れ

  1. 担当者と打ち合わせ
    まずは、現場の状況について、ヒアリングさせていただきます。
  2. 出来事に関係する従業員をリストアップ・日程調整
    カウンセリングが必要な従業員を決定していただきます。
  3. カウンセリングの実施
    事業所の会議室等をお借りし、1名あたり20~30分のカウンセリングを行います。
  4. スクリーニング
    担当カウンセラーが重症度や治療緊急度に応じて関係者をトリアージし振り分けます。
  5. 報告書を提出
    ご要望に応じて、カウンセリングの結果を踏まえた上でのコンサルテーションを実施します。

サービス提供例

社員の自殺が起きた際の周囲の従業員への心理的サポート

該当の社員と接点のあった従業員を中心に、不安や心配を払拭するためのカウンセリングを行います。目撃者や第一発見者のケアとして、現場を再訪する際のマニュアルの作成や、健康状態・職場の人間関係悪化を防止するためのコンサルティングやセミナーの実施なども可能です。

報告書記載例(主訴)

  1. 30代・男性
    昨年からの多忙な勤務状況や心身の状態を伺いました。現時点では体調や気分に大きな変調はみられないことを確認する一方で、“多忙な状況が一段落してから変調が現れることも少なくない”という知見を伝えて、今後の生活上の留意点を話し合いました。
  2. 40代・女性
    生活全般について心身の状態を伺いました。残業が多くて帰宅時間が遅いので、体は疲れているが、気分は安定しておられるようでした。

専門機関とのネットワーク

利用者が希望した場合、もしくはカウンセラーが必要と判断した場合に、下記の専門機関を案内します。公認心理師・臨床心理士は医療機関や教育機関で経験を積んでいるケースが多いため、専門機関への紹介だけに終わらず、連携・協働して相談者の支援に当たることで、より強力な支援体制を作ることができます。

  • 医療機関
  • 教育相談
  • 子ども家庭支援センターや児童相談所
  • 福祉事務所
  • 法律相談センター
  • 保健相談所
  • 女性相談センター
  • 警察 等

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