国 会
▼参院厚労委は5月19日、「健康保険法等の一部を改正する法律案」について参考人から意見聴取・質疑を行うとともに、21日に対政府質疑を実施。一部保険外療養の対象の見直しについて上野厚労相は「対象は薬剤を念頭においたもの」とのべた。また、高額療養費制度の2段階見直しについて、全体をパッケージとし、2026年度分と27年度分を分けて考えているものではないと説明(P.6)
▼衆院厚労委は5月20日、「社会福祉法等の一部を改正する法律案」について、参考人意見聴取・質疑。22日に採決し、共産を除く与野党の賛成多数で可決するとともに、27項目の附帯決議を賛成多数で採択。22日の質疑で上野厚労相は、福祉サービス・保健医療サービス等利用援助事業における事業の透明性、適切な運営の確保の重要性、各種改正の実効性を担保するため、人材確保や質の確保等に係る財源の重要性等を指摘(P.20)
社会保障全般
▼経済・財政一体改革推進委員会の社会保障WGは5月15日、全世代型社会保障の構築に向けた給付と負担の見直し等を議論。「能力に応じて負担し支え合い、必要な方に必要なサービスが適切に提供される全世代型社会保障の構築」、「現役世代の保険料負担の抑制」の論点をあげ、それぞれの現状や検討の方向性を整理(P.15)
▼社会保障国民会議の給付付き税額控除等に関する実務者会議は5月20日、「中間とりまとめに向けた議論の整理」をもとに議論。就労促進や「年収の壁」への対応を念頭に置くことや、事務負担軽減の観点から給付に一本化する方向性を提示(P.14)
▼厚科審・地域保健健康増進栄養部会の受動喫煙対策専門委員会は5月21日、厚労省事務局が、研究班による「加熱式たばこに関するこれまでの知見の整理」を報告。加熱式たばこは紙巻きたばこより発がん物質が多い場合があることなどを説明(P.12)
▼健康と経営を考える会は5月21日、シンポジウム「働き盛りを守る『攻めの健康経営』-職域における循環器疾患・がん対策を徹底討論」を開催。循環器病について、がんと比べると一般への認知度も国の予算も不十分である状況、高齢化による心不全の増加、予防・啓発活動の重要性を指摘(P.13)
▼諮問会議は5月22日、「成長力強化」、「経済財政一体改革(社会保障)」について議論。高市首相は有識者議員からの提案も踏まえ、城内全世代型社会保障改革担当相を中心に、社会保障負担率の目標の検討、医療費窓口負担の見直し等の給付と負担の見直しの検討、改革項目の今年度中の具体化と工程の明確化等を行うよう指示。上野厚労相は「攻めの予防医療」について、「総合的な対策」をとりまとめる方針を説明(P.30)
医療・医療保険
▼自民党の攻めの予防医療に関する関係合同会議は5月18日、高市首相が掲げる「攻めの予防医療」具体化のため、関係省庁から取組状況のヒアリングを行い議論。「骨太の方針」も見据え、論点整理の予定(P.16)
時事評論
「見えない脅威」は次世代に何を残すのか
早稲田大学教授 野口 晴子
論 壇
子育て支援と医療保険制度
―子どもの看護休暇を素材とした検討
熊本大学教授 倉田 賀世