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ウルトラ図解 ギャンブル依存

樋口 進(監修)
SKU: 30261084

¥1,760

病気を正しく理解して、嘘や借金の繰り返しをストップ

■日本はギャンブルにアクセスしやすい
IRなどが話題になっていますが、日本のギャンブル依存の人の割合は2.2%と非常に高いことが報告されており、相談件数も年々増えています。しかし日本は日常生活のなかでパチンコや競馬、競輪などのギャンブルにアクセスしやすく、それが依存の問題につながっている面もあると考えられます。
■治療が必要な病気だと理解する
ギャンブル依存では、よく家族から依存者本人の金銭感覚の変化、借金問題や嘘をつくことなどが報告されます。家族にも影響の大きい問題です。また、イネイブリングといって身近な人の接し方が結果的に依存行動を悪化させてしまうこともあります。単なる人間性の問題と誤解されることも多く、依存が治療の必要な病気だと知ることが改善への第一歩です。
■オールカラー図解と豊富な資料でわかりやすく解説
本書は、ギャンブル依存の基礎知識、治療法をオールカラーの図解やマンガなどを用いてわかりやすく解説するとともに、家族のコミュニケーション、回復までのステップをわかりやすく説明しています。

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説明

◆ 監修者 ◆

樋口 進(ひぐち・すすむ)

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター名誉院長
精神科医。
1954年生まれ。東北大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室に入局。のちに国立療養所久里浜病院(現・独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター)へ。同病院の精神科医長や臨床研究部長、院長を経て現職。
ゲーム障害、ギャンブル障害などの行動嗜癖、アルコール関連問題の予防・治療・研究などを専門とする。2011年に国内初のネット依存治療専門外来を設立。WHO専門家諮問委員、行動嗜癖に関するWHO会議およびフォーラム座長、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議会長、同省依存検討会座長(2013年)、内閣官房ギャンブル等依存症対策推進関係者会議会長、国際アルコール医学生物学会(ISBRA)理事長、国際嗜癖医学会(ISAM)アジア地区代表、国際行動嗜癖研究学会理事などを務める。

◆ 目次 ◆

第1章 ギャンブル好きと依存の違い
ギャンブル依存患者が増えている/対象となるギャンブル/好きと依存の違いとは/特徴①負けを取り戻そうと深追いする/特徴②金銭感覚がおかしくなる/特徴③ギャンブルが生活の中心に/特徴④家族に嘘をつく/特徴⑤やめなければという自覚はある/依存の症状/ギャンブル依存の問題/ギャンブル依存の家族への影響 他
第2章 ギャンブル依存は病気
ギャンブル依存はこう進む/依存は脳の病気/ギャンブル依存症状の悪循環/なぜギャンブル依存になるのか/ギャンブル依存になりやすいタイプ/ギャンブル依存患者の実態/ギャンブル依存と遺伝/ギャンブル依存の合併症 他
第3章 ギャンブル依存の診断と治療
医療機関受診の目安/トリートメント・ギャップが大きい病気/医療機関につながるために/医療機関の探し方/2つの国際診断基準/ギャンブル依存のスクリーニングテスト/ギャンブル依存と診断されたら/ギャンブル依存の治療/診察と診断/通院治療/治療の基本となる「認知行動療法」とは 他
第4章 ギャンブルのない生活のための工夫
ギャンブルのない生活のために/借金問題を解決する/お金へのアクセスを制限する/自助グループとつながる/ギャンブルのない生活習慣を/家族のサポート①−家族教室に参加/家族のサポート②−会話術/よい家族関係を保つために/治療後の家族サポートのあり方 他

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追加情報

ISBN

9784867560846

ページ数

160ページ

発行日

2023/11/20

刷色

4色

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。