説明
◆ 著者 ◆
中澤 聡子(なかざわ さとこ)
1981年神戸大学医学部卒業後、神戸大学医学部小児科、姫路赤十字病院、神戸逓信病院を経て、2015年より東京逓信病院小児科勤務。現在は起立性調節障害専門外来を中心に診療。 専門および資格:日本小児科学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医、子どものこころ専門医・指導医、日本小児心身医学会認定医・指導医、日本小児精神神経学会認定医、こどもの心相談医、ICD(Infection Control Doctor)、日本医師会認定産業医。
◆ 目次 ◆
CHAPTER 1 起立性調節障害とは
起立性調節障害ってどんな病気?/起立性調節障害の主な原因を知る/睡眠と起立性調節障害の関係/思春期の子どもの特徴/どんな子どもが起立性調節障害を発症しやすいのか/起立性調節障害を長引かせないために
CHAPTER 2 病院を受診する
起立性調節障害のセルフチェックをしてみる/受診してからの流れ/新起立試験でわかる起立性調節障害の詳細/起立性調節障害と似た症状があらわれる病気/さまざまな睡眠の異常やパターン/神経発達症との関係
CHAPTER 3 起立性調節障害を治療する
治療の流れ/薬を使わない治療 1.起き方・立ち方・座り方 2.毎日の食事や水分のとり方 3.適度な運動を心掛ける 4.気候・天候などへの対策/学校へサポートを求める/起立性調節障害から起こる不登校/薬による治療/環境の調整/併発しやすい病気や症状への対応
CHAPTER 4 心理面の対応を考える
心理面の対応の必要性/「家族」としてできること/保護者と子どもの関わり ~愛着・子育てについて~/子どもとの接し方/うつ状態になったときの対応
CHAPTER 5 「これから」に向けた取り組みを始める
回復を目指すための居場所づくり/子どもとともに進路を考える/将来の夢や目標を見つけること/発症から回復までの経過 ~それぞれのケース~