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ギャンブル障害 STEP-G 回復支援マニュアル

樋口 進(著)
SKU: 30230822

¥2,750

「ギャンブル依存症」を治療するには
依存症集団療法の実際と進め方

IR推進法によるカジノ合法化でギャンブル依存(ギャンブル障害)に注目が集まるようになりました。しかし、国内ではもともとギャンブルへのアクセスが容易で、以前からギャンブル障害に苦しむ患者や家族は少なくありませんでした。
ギャンブル障害は治療の必要な病気です。放っておくと進行してしまい金銭のトラブルを起こし人間関係や社会的信用に深刻な問題を生じてしまいます。また、家族が巻き込まれてしまうことも特徴の一つです。
本書はギャンブル障害の有効な治療法として認められる集団療法の標準プログラム(STEP-G)の考えに沿って、イネイブリングを断ち、回復を支援していくための方法を紹介します。プログラムの実施方法を教材イメージとともに紹介しながら、標準プログラムがどのように患者に働きかけ、変化をもたらしていくかも学ぶことができ、専門職として患者を支援する方にはもちろん、当事者、家族や身近な人にも役立ちます。

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説明

◆ 著者 ◆

樋口 進(ひぐち すすむ)

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長
ゲーム障害、ギャンブル障害などの行動嗜癖、アルコール関連問題の予防・治療・研究などを専門とする。2011年に国内初のネット依存治療専門外来を設立。WHO専門家諮問委員、行動嗜癖に関するWHO会議およびフォーラム座長、厚生労働省アルコール健康障害対策関係者会議会長、同省依存検討会座長(2013年)、内閣官房ギャンブル等依存症対策推進関係者会議会長、国際アルコール医学生物学会(ISBRA)理事長、国際嗜癖医学会(ISAM)アジア地区代表、国際行動嗜癖研究学会理事などを務める。

松下 幸生(まつした さちお)

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター副院長
ギャンブル障害、アルコール依存症、認知症、一般精神医学、精神疾患の臨床遺伝研究、アルコール関連問題や嗜癖行動に関する疫学研究を専門とする。日本アルコール関連問題学会理事、事務局長、関東甲信越アルコール関連問題学会理事長、日本アルコール・アディクション医学会理事、アルコール医学生物学研究会監事などを務める。

古野 悟志(ふるの さとし)

独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター 心理療法士
公認心理師・臨床心理士。精神科クリニックや教育相談所などを経て現職。ギャンブル障害、アルコール依存症を中心に、患者・家族支援に携わる。

◆ 目次 ◆

第1章 ギャンブル障害支援のために
支援のためにまず大切なこと/ギャンブル障害は治療が必要な病気/ギャンブル障害とは/ギャンブル障害支援で注意すること
第2章 ギャンブル障害の診断と治療
ギャンブル障害で受診する/ギャンブル障害の診断
第3章 標準的治療プログラムの使い方
標準的治療プログラムの準備/第1回 あなたにとってのギャンブルとは?/第2回 ギャンブルの「引き金」について/第3回 引き金への対処とギャンブルへの渇望/第4回 生活の再建・代替行動 (ギャンブルの代わりになる活動)/第5回 考え方のクセ/第6回 まとめ/フォローアップについて
第4章 ギャンブル障害診療の今
ギャンブル障害を取り巻く現状/合併精神障害/ギャンブル障害の危険因子/ギャンブル障害の医療アプローチ/家族による支援のために/借金問題への適切な対処法について

追加情報

ISBN

9784865138221

ページ数

152ページ

発行日

2021年5月25日

刷色

2色刷

判型

B5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。