週刊社会保障 2026.4.13 No.3362

社会保障全般

▼政府は3月27日、「アルコール健康障害対策推進基本計画(第3期)」を閣議決定。アルコール健康障害対策について、発生予防、重症化防止、相談支援体制の充実を重点課題とし、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合を10%まで減少させること等を重点目標とする(P.17)
▼社会保障国民会議・有識者会議は4月2日、「給付付き税額控除」等について議論。前回(3月24日)の議論を踏まえ、①受益と負担の全体像と、その分析を踏まえた政策課題、②制度設計(支援の対象、所得把握の範囲、支援の概要)、③執行の在り方が論点(P.19)
▼自民と維新の与党社会保障制度改革協議体は4月2日、連立政権合意書(2025年10月20日)に掲げた社会保障改革の13項目の骨子の合意に向けて協議。人口減少下でも地方の医療介護サービスが持続的に提供されるための制度設計等について議論(P.20)

医療・医療保険

▼協会けんぽ・運営委員会は3月24日、2026年度事業計画(案)及び予算(案)を了承。事業計画では、①基盤的保険者機能の盤石化、②戦略的保険者機能の一層の発揮、③保険者機能の強化を支える組織・運営体制等の整備を中心に、具体的施策に取り組む。また、「中期戦略プラン」(27?29年度)、「支部戦略プラン」を作成する方針(P.6)
▼社保審・医療保険部会の柔道整復療養費検討専門委員会は3月27日、2026年度改定に向けて、①明細書の交付、②初検料、再検料等点数体系の在り方、③温罨法料・冷罨法料・電療料の在り方、④長期・頻回施術、患者ごとの償還払いへの変更、⑤施術管理者の要件について、厚労省事務局が示した基本的な考え方(案)をもとに議論。明細書への「負傷名(又は施術部位)」の記載を提案(P.18)
▼日医は3月29日、臨時代議員会を開き、2026年度事業計画・予算について執行部から報告を聴取。松本会長はあいさつで、2026年度診療報酬改定について、「インフレ下での今後の『道しるべ』となる極めて重要な改定」と評価。「2025年度補正予算でまずは『止血』し、改定で設けられた点数等をしっかりと算定できるよう支援する」とのべる。また、次期会長選出馬を表明(P.22)
▼厚労省は3月30日、2024年度DPC導入の影響評価に係る調査(退院患者調査)結果を公表。DPC対象病院の平均在院日数は約11日で、前年度から短縮。病床利用率、救急車による搬送患者割合は増加(P.14)
▼厚労省は3月31日、2026年4月実施の主な制度変更を公表。医療関係では、改定率本体+3.09%(2年度平均)、薬価等△0.87%(薬価△0.86%、材料価格△0.01%)となる診療報酬改定(薬価を除き6月1日施行)を実施、在老年金停止基準額は65万円に引上げ(P.12)

雇用・労働

▼厚労省は3月31日、新たな「高年齢者等職業安定対策基本方針」を策定し公表。高年齢者の就業機会の増大に向け、企業への支援強化等で70歳までの就業確保措置のさらなる普及・拡大を進める(P.16)

時事評論

法人の役員である個人事業主と被用者保険
東北大学教授 嵩 さやか

論  壇

社会保障財源の在り方に関する小考
―社会保障費用統計に着目して―
政策研究大学院大学副学長・教授 小野 太一

TOP