社会保障全般
▼厚労省は8月5日、ヘルスケアAX・DX推進本部を開き、ヘルスケア分野のAX推進に向けた現状や組織体制を確認。上野厚労相は、AI活用推進の加速化を呼び掛けるとともに、施策の推進に必要な予算を2027年度予算概算要求に盛り込むよう指示(P.14)
▼政府は8月10日、「『給付付き税額控除』に関する国と地方の協議の場」の初会合を開催。地方3団体(全国知事会、全国市長会、全国町村会)に対し、「所得に連動したきめ細かな給付」の執行に向けた事務負担、財政負担の考え方を示し、意見交換。財政負担について地方にも応分の負担を求める(P.15)
医療・医療保険
▼厚労省は7月22日、中医協の総会で、2025年8月1日現在の主な施設基準の届出状況、主な選定療養の報告状況を説明。24年度診療報酬改定で新設の「地域包括医療病棟入院料」の届出は199病院、8758床で増加。選定療養では、特別の療養環境の提供に係る病床数(差額ベッド)は28万7598床で、1日当たり平均徴収額(推計)は7026円(P.30)
▼厚労省は7月30日、「2024年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況」を公表。特定健診実施率は対前年度1.6ポイント増の61.5%、特定保健指導実施率は同0.7ポイント増の28.3%。メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少率(対08年度比)は17.2%。保険者の種類別では、健保組合の特定健診が同0.9ポイント増の83.8%、特定保健指導が同0.6ポイント増の36.0%(P.20)
▼健保連はこのほど、2024年度の生活習慣関連疾患の医科入院と医科入院外における受診状況及び医療費の概況を公表。医科入院外では、高血圧症の加入者1000人当たり受診者数が58.83人で最多(P.12)
年 金
▼厚労省は8月7日、2025年度の厚生年金保険・国民年金の収支決算の概要を公表。簿価ベースの厚生年金の歳入歳出差は1兆7653億円、国民年金の歳入歳出差は709億円。決算結了後の年金積立金は、簿価ベースで計130兆2837億円。時価ベースでは、前年度より42兆5136億円増加し、過去最高の302兆5893億円に(P.6)
介 護
▼介護労働安定センターはこのほど、2025年度介護労働実態調査結果を公表。介護事業所全体の人手不足感は近年60%台で推移しており、25年度は65.8%で前年度(65.2%)から0.6ポイント上昇(P.13)
雇用・労働
▼事業場における労働者の健康保持増進の在り方に関する検討会は8月5日、報告書をとりまとめ、21日に公表。「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」(THP指針)を改正し、がん検診等の2次予防を推進するよう提言(P.10)
▼厚労省は8月7日、2025年労働安全衛生調査(実態調査)の結果をとりまとめ公表。メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は63.0%(前年調査63.2%)。事業所規模別では労働者数50人以上の事業所で93.7%。過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者または退職した労働者がいた事業所の割合は13.5%(P.11)
時事評論
骨太方針と国民会議
早稲田大学理事・教授 菊池 馨実
論 壇
中小企業で働く労働者と私的年金
立教大学教授 島村 暁代