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ウルトラ図解 脳腫瘍

近藤 聡英(監修)
SKU: 30261087

¥1,980

~正しい知識と適切な治療で、前向きな生活を実現~

●病気に対する正しい知識を身につけ、不安や心配を少しでも解消するための1冊
頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称である脳腫瘍は、細かく分類すると150種類以上にものぼります。脳を包む髄膜にできる「髄膜腫」、下垂体にできる「下垂体腺腫」など、約半数は手術で摘出すれば完治が可能な良性脳腫瘍です。「神経膠腫(グリオーマ)」など、脳そのものにできる腫瘍はほとんどが悪性脳腫瘍で、手術で完全に摘出するのは難しく、放射線療法や化学療法を組み合わせて治療を行います。近年は手術法・放射線療法も技術が進歩し、新薬の開発も進められており、あきらめず前向きに治療に取り組む意欲を持つことが大切です。よりよい治療を受けるためにも、病気に対する正しい知識を身につけましょう。

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説明

◆ 監修者 ◆

近藤 聡英(こんどう・あきひで)

1999年順天堂大学医学部卒業、2002年順天堂大学医学部脳神経外科学講座助手。2007年2月独立行政法人理化学研究所客員研究員、同年7月米国ノースウェスタン大学に留学。2010年順天堂大学医学部脳神経外科学講座助教、その後、同講座・大学院准教授を経て、2020年より現職。日本脳神経外科学会・脳神経外科専門医、日本がん治療認定医機構・がん治療認定医。専門分野は脳腫瘍、小児脳腫瘍。

◆ 目次 ◆

第1章 脳腫瘍とはどんな病気?
脳腫瘍は幅広い年齢層で発生する/脳腫瘍は2つのタイプに分けられる/原発性の脳腫瘍の原因は何か?/脳腫瘍を疑われる症状は?/脳腫瘍は小児期の発生も多い/脳腫瘍と間違われやすい病気/原発性脳腫瘍の分類の仕方 ほか
第2章 原発性脳腫瘍の種類と特徴
原発性脳腫瘍の種類は非常に多い/治療を急がれる「神経膠腫」/脳で発生するリンパ腫「中枢神経系原発悪性リンパ腫」/脳腫瘍で最も多いのが「髄膜腫」/ホルモン分泌に影響する「下垂体神経内分泌腫瘍」/小児に多く見られる脳腫瘍 ほか
第3章 脳腫瘍の検査と診断
医療機関の何科を受診すればよいのか?/まずは問診で患者さんの状態を聴き取る/腫瘍の発生部位を推定する神経学的検査/腫瘍の有無を確認する画像検査/確定診断と術後の治療法のための病理検査/治療法はどのように決められるのか? ほか
第4章 脳腫瘍の治療法
治療の進め方/手術の目的と体への配慮/手術療法で腫瘍を摘出する/放射線療法で腫瘍細胞にダメージを与える/腫瘍細胞を抑える薬物療法/特殊な治療機器で行う交流電場療法 ほか
第5章 治療中・治療後の患者へのケア
患者の緩和ケアをどうするのか?/社会保障制度を利用する/麻痺や運動障害がある場合/食欲の低下がある場合/摂食・嚥下障害がある場合/失語症がある場合/夜間頻尿がある場合/脳腫瘍を克服して、明るい毎日を ほか

追加情報

ISBN

9784867560877

ページ数

160ページ

発行日

2024/9/24

刷色

4色

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。