説明
◆ 著者 ◆
浅野洋藏 (あさの ようぞう)
1945年京都市生。設計士。1990年頃から認知症を患った重度の母親の在宅介護を続け、そこで培った手法が医学系専門誌に紹介される。介護を終えてからもそのノウハウを自治体などで講演したり、介護者への相談にも関わる。
◆ 監修者 ◆
礒田次雄 (いそだ つぎお)
京都第一赤十字病院循環器科を経て2017年まで礒田内科医院院長。院長当時、著者の母親が自宅で最期を迎えられるまでの11年間主治医を務める。日本内科学会認定医ほか。
◆ 目次 ◆
第1章 在宅介護で大変なことはなに?
あまりにも大きな介護の負担/大変なのに自分だけでがんばってしまう/良い介護がされていない など
第2章 「うんこ」が無理なく出る介護の事例
なぜ排便介助は大変なのか/「うんこ」が無理なく出る介護(坐薬・温湿布・マッサージ排便法)/肺炎トラブルへの対応 など
第3章 食事・排尿とおむつ外し・保清・肺炎予防・床ずれ予防の介護事例
食事介助の方法/排尿介助の方法/入浴の方法/清拭の方法(蒸しタオル清拭) など
第4章 認知症の介護で大切なこと
どのようなことが起こったのか/認知症の症状/認知症の人との接し方
第5章 在宅介護を経験して
医療のことはわからない/大変さを救うものは/介護をする人が楽しくなければいい介護はできない