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がん食事療法の都市伝説

大村健二(著)
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骨格筋があなたを救う!
がん専門医が教える、がんになったときに本当に必要な食事療法

社会の高齢化に伴って生涯のうちがんを経験する人は増え、身近な病気になってきたとともに、医療技術も進歩し、がんは昔ほど怖い病気ではなくなってきました。ですが、いまだに間違った情報、古い情報に惑わされ、しなくてよいがまんをしたり、よけいな手間暇に煩わされたり、なかには治療に悪影響が及んでしまうこともあります。
治療効果を高め、回復を助けるためにがん患者さんには十分な栄養が必要です。近年、がん患者さんが栄養を十分に摂取し、筋肉の量を保つことで予後がよくなるという研究が多数発表されています。
がん専門の外科医であり、栄養サポートの専門家である著者による、がん患者さんにとって本当に必要な栄養と、回復を助けるための「骨格筋」を誰でも簡単に維持、増強する方法を、エビデンスをもとに紹介、解説します。

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説明

◆ 著者 ◆

大村健二

上尾中央総合病院外科 外科専門研修センター/栄養サポートセンターセンター長
1980年金沢大学医学部卒。同第一外科(現先進・総合外科)入局。消化器外科を専攻。研修医時代より代謝・栄養の研究に従事。2002年には全国の大学病院に先駆けて全科型NST(Nutrition Support Team)を立ち上げた。その後「石川NST研究会」「能登 NST研究会」の設立・運営に参画するなど、病院の枠を超えた活動にも尽力。06年より金沢大病院内分泌・総合外科科長、臨床教授。08年より厚生連高岡病院外科診療部長。10年4月より山中温泉医療センター長。
2010年から15年の6年間、3回連続でBest Doctorsに選出される。
2013年2月第28回日本静脈経腸栄養学会学術集会(金沢)の会長。日本消化器外科学会評議員。専門は消化器外科学、代謝・栄養学、消化器癌の化学療法。編著に『栄養塾』(医学書院)、『身につく水・電解質と酸塩基平衡』(南江堂)、『がん患者の栄養管理』(南山堂)、『消化器癌化学療法』(南山堂)、『高齢者の栄養 はじめの一歩』(羊土社)など。

◆ 目次 ◆

都市伝説ががん治療を難しくする
PART1 がんと都市伝説
がんが人を不安にさせるわけ
食品と発がん
食べ物以外の発がん物質 -避ける必要があるの?
がんに関する都市伝説
PART2 骨格筋が幸せを増やす
がん患者の体重減少
肥満パラドックス
骨格筋を維持することの意義
がん患者さんに勧める栄養
骨格筋を作る運動
がん患者さんの養生訓 おわりにかえて

追加情報

ISBN

9784865136364

ページ数

168ページ

発行日

2020年4月24日

刷色

2色刷

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。