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前立腺の代表的な病気といえば、「前立腺肥大症」と「前立腺がん」。“最近、トイレへ行く回数が増えた”“夜中に尿意で目が覚める”といった症状から始まる「前立腺肥大症」は、早い人では40歳代後半から兆候が現れ始め、程度の差こそあれ60歳代になると多くの人が同病の宣告を受けることになります。
また、「前立腺がん」は早期に発見できれば完治する可能性の高いがんですが、罹患者数などは年々増加の一途をたどり、2010年の死亡者数は、40年前の12倍にもなっています。
本書は男性にとっては切実な前立腺の病気について、病気のメカニズムはもとより、早期発見のための検査、最新治療等々を豊富なイラスト・図解を駆使してわかりやすく解説するものです。高齢化社会の進展により益々病気増加が懸念される現代、健やかな毎日のために必携の一冊といえるでしょう。
聖路加国際病院泌尿器科部長
1978年自治医科大学卒業。信州大学医学部泌尿器科助手、甲府市立甲府病院泌尿器科医長、自治医科大学泌尿器科助教授等を経て、06年より現職。日本泌尿器科学会専門医、指導医。
聖路加国際病院泌尿器科医幹
はじめに–早期治療で前立腺の病気を克服する
知っているようで知らない—前立腺の病気
前立腺の基礎知識
前立腺肥大症とは？
前立腺肥大症の治療
前立腺がんの検査
前立腺がんの治療
日常生活の注意点
難解病名・医学用語解説
| ISBN | 9784879547620 |
|---|---|
| ページ数 | 192ページ |
| 発行日 | 2011年11月15日 |
| 判型 | A5判 |
