説明
◆ 監修者 ◆
福永 興壱(ふくなが こういち)
慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)教授
慶應義塾大学病院副病院長
1994年慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学病院、東京大学大学院生化学分子細胞生物学講座、独立行政法人国立病院機構南横浜病院、ハーバード大学医学部Brigham Women’s Hospital、埼玉社会保険病院 (現埼玉メディカルセンター)等を経て現職。
日本内科学会 専門医・指導医・理事、日本アレルギー学会 専門医・指導医・理事、日本呼吸器学会 専門医・指導医・常務理事、日本感染症学会 ICD(インフェクション・コントロールドクター)。
◆ 目次 ◆
第1章 ぜんそくの始まり方
症状はくり返し起こり、命にかかわることも/増えているぜんそく。中高年での発症も多い/どうすれば気づける? ぜんそくの始まり/悪化する前に早めに受診しよう
第2章 ぜんそくの正体を知る
ぜんそくの気道に起きていること/症状の悪化・発作をまねくもの/発作のくり返しは重症化をまねく/ぜんそくと免疫、アレルギーの関係/ぜんそくにはいろいろな呼び名がある/咳ぜんそくとはなにか/成人ぜんそくの特徴/小児ぜんそくの特徴
第3章 ぜんそく治療の進め方
「長期管理」が重要なカギになる/まずは診断を受けよう/ぜんそく治療の進め方/「長期管理薬」で発作を予防し続ける/発作が起こったときの対応/なかなかコントロールできないとき/アレルゲン免疫療法とは
第4章 悪化を防ぐ暮らし方
自己管理でぜんそくの悪化を防ぐ/生活環境を整えてアレルゲン曝露を減らす/生活習慣の見直しと改善を/呼吸器感染症を防ぐ/月経や妊娠とぜんそくの関連
第5章 併存する病気に気づく、治す
「ぜんそくだけ」ではないことも/最大の合併症、アレルギー性鼻炎/過剰な好酸球がまねく病気/肥満はぜんそくを悪化させる/COPDは高齢者に多い併存症/ぜんそくの悪化か? 併存症の症状か?/心の病気とぜんそく