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やさしいカラー図解 統合失調症

糸川 昌成(監修)
SKU: 30261095

¥1,870

身近でありながら誤解も多い統合失調症への理解を深め、
回復、症状のコントロールをサポートするための一冊

考えや感情がうまくまとまらず、幻覚や妄想などの症状を伴う統合失調症は、100人に1人が発症するという推計もあり、身近な一方、誤解が多い病気でもあります。比較的若いうちに発症する人が多いという特徴もあり、そうした場合では進学、進路などへの影響も大きく、悩んだり心配している方も多いでしょう。
近年は、まだ不明な要素もありながら、治療方法等の進歩もあり、症状をコントロールしながら十分に社会復帰が可能な病気となっています。本書は理解が難しい部分もあるこの病気の原因・要因、症状、受診のポイント、治療とリハビリ、回復に向けた生活、支援制度などを、豊富なオールカラー図解でわかりやすく説明。家族をはじめとした周囲の人の対応が病状を左右するとされる統合失調症を、より深く理解して、患者さんとともにより良い人生を歩むための確かな情報を幅広く提供しています。

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説明

◆ 監修者 ◆

糸川 昌成(いとかわ・まさなり)

東京都医学総合研究所 副所長。1989年埼玉医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部精神神経科、東京大学脳研究施設、米国立衛生研究所、理化学研究所分子精神科学研究チーム、東京都精神医学総合研究所統合失調症研究部門などを経て現職。日本統合失調症学会 理事、日本生物学的精神医学会 評議員、日本神経精神薬理学会 理事。著書に『臨床家がなぜ研究をするのか―精神科医が20年の研究の足跡を振り返るとき』(星和書店、2013)などがある。

◆ 目次 ◆

第1章 統合失調症の原因と症状
統合失調症とはどんな病気なのか/再発をくり返すことがある/ 病気への誤解や偏見を持たない/「病識」をもちにくいのが特徴/3つの基本的な症状 ほか
第2章 統合失調症の診察と急性期の治療
回復を早める早期発見と早期治療/はじめての診察の流れ/医師とコミュニケーションをとりながら治療する/急性期の薬物治療/心を治療する精神療法 ほか
第3章 回復を目指す維持療養期
休息期・回復期について/治療は継続が大切/症状が落ちついたあとの療法/社会に復帰するための療法/患者さんのための支援制度/専門スタッフによる支援 ほか
第4章 病気とともに生きる
家庭内の関係を見直す/人は物語を生きる/脳に気持ちのよいことをする/生物には自然治癒力がある/脳だけではなく、体の健康も大切/回復のヒントは調子のよいときにある ほか

追加情報

ISBN

9784867560952

ページ数

160ページ

発行日

2024/9/24

刷色

4色

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。