説明
◆ 著者 ◆
川畑信也(かわばた のぶや)
八千代病院神経内科部長。愛知県認知症疾患医療センター長。昭和大学大学院(生理系生化学専攻)修了後、国立循環器病センター内科脳血管部門、秋田県立脳血管研究センター神経内科を経て、2008年八千代病院神経内科部長、2013年愛知県認知症疾患医療センター長兼任。1996年から認知症の早期診断と介護を目的に「もの忘れ外来」を開設し、現在までに8000名近い患者さんの診療を行ってきている。
◆ 目次 ◆
第1章 「せん妄」を正しく理解する
せん妄とはなにか?/せん妄を起こしやすい人とは?/どのような状況で出現しやすいのか/せん妄を起こしやすい薬剤に注意!/自宅で家族が行うこと/入院に際してせん妄を予防する対策/せん妄治療の原則/薬を使わない予防や対策を考える ほか
第2章 症状がよく似ている「せん妄」と「認知症」
せん妄と認知症の見分け方/認知症を正しく理解しよう/認知症のおもな原因は3つ/アルツハイマー型認知症の介護のポイント/レビー小体型認知症の特徴と介護のポイント/血管性認知症の特徴と介護のポイント/認知症と診断された後、家族が行うこと ほか
第3章 実際に現れる症状とその対処法(23症例)
同じことを何回も言う、何回も聞いてくる/ボーッとして意欲がない/夜間に寝ない、夜中に何度も起き出す/薬の飲み忘れが多い/幻視の訴えが頻繁/もの盗られ妄想の訴えが頻繁/隣人が自宅に勝手に入ってきて物を持っていくと訴える/突然怒り出す/家族に対する暴力行為が見られる/無断で出て行ってしまい迷子になる/日々の生活で確認行動が多い/ ほか