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やさしいカラー図解 みんなの尿トラブル

安倍弘和(監修)
SKU: 30261278

¥2,200

頻尿、尿モレ、残尿感……尿の悩みをあきらめず、快適な毎日を取り戻すための一冊

「トイレが近い」「尿が漏れる」「夜中に何度も起きる」「急に我慢できなくなる」――。こうした尿の悩みは、多くの人が経験しています。それにもかかわらず、「年齢のせいだから」「出産したから仕方がない」「恥ずかしくて相談できない」と、誰にも言えず、一人で何年も我慢している人は少なくありません。

実は、尿のトラブルには、性別や年代によって異なるさまざまな原因があります。女性は、妊娠・出産・閉経などによって骨盤底筋がゆるみやすく、尿失禁を生じやすい傾向があります。さらに閉経を迎えると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少し、GSM(閉経関連尿路性器症候群)やMPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)などの不調によって、頻尿、排尿痛、尿失禁、残尿感などが現れることがあります。

一方、男性は加齢とともに前立腺が肥大する傾向があり、肥大した前立腺が尿道を圧迫することで、頻尿、残尿感、排尿困難などの尿トラブルにつながります。前立腺肥大症の患者は122万人と推計されており、決して珍しい病気ではありません。

また、年齢を重ねると抗利尿ホルモンの分泌が少なくなるため、高齢になるほど「夜中に何度もトイレに起きる」という夜間頻尿の悩みも増えていきます。さらに、20歳以上で過活動膀胱の症状がある人は約1300万人と推計されています。過活動膀胱とは、尿が十分にたまっていないのに膀胱が勝手に収縮し、突然強い尿意が起こる病気です。有病率は年齢とともに増加し、男性では50代、女性では60代から急増します。頻尿や切迫性尿失禁の大きな原因となっています。

尿のトラブルは、命にかかわる病気でないことがほとんどです。しかし、「トイレが心配で外出できない」「夜中に何度も起きて眠れない」「尿漏れが気になって人に会えない」など、生活の質(QOL)を大きく低下させ、人との交流や趣味、仕事、睡眠、さらには自信まで失わせてしまうことがあります。

本書では、頻尿や尿モレ、膀胱炎、残尿感など、誰にでも起こり得る身近な尿トラブルについて、一般の方にもわかりやすく解説。一般にはあまり知られていない原因や新しい治療法にも触れながら、自宅でできる体操や、日常生活で気をつけたいポイントも紹介しています。

尿の悩みは、決して一人で我慢するものではありません。原因を知り、適切な対策や治療を知ることで、症状が改善する可能性があります。尿の悩みが解決するだけで、人生は驚くほど自由になれます。本書は、長年抱えてきた「人には言えない悩み」から一歩踏み出し、より快適で自分らしい毎日を取り戻すためのきっかけとなる一冊です。

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説明

◆ 監修者 ◆
安倍 弘和(あべ ひろかず)

日本橋骨盤底診療所所長、亀田総合病院泌尿器科部長兼内視鏡下手術センター長、医学博士。 1998年、大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学) 卒業。大阪医科大学附属病院泌尿器科、亀田総合病院泌尿器科部長・内視鏡下手術センター長を経て現職。日本泌尿器科学会指導医・専門医。人々が長年悩んでいた泌尿器や骨盤底に関する不調を解決する治療に定評がある。

◆ 目次 ◆

はじめに/尿に関するこんな困りごとを改善しましょう!

第1章 尿トラブルの種類と原因
あなたの尿トラブルはどれ?/生じやすい尿トラブルは男女で異なる/頻尿の種類と原因/昼間の排尿回数は平均7〜8回/高齢になればある程度、頻尿になる/昼夜頻尿と夜間頻尿の原因/膀胱が勝手に収縮する 過活動膀胱/頻尿や膀胱の不快感がある 間質性膀胱炎/女性の頻尿や尿失禁の原因 骨盤臓器脱/男性の頻尿や排尿症状の原因 前立腺肥大症/頻尿などに関係するそのほかの病気/尿失禁の種類と原因/腹圧性尿失禁の原因/溢流性尿失禁の原因/排尿症状の種類/尿トラブルを引き起こすさまざまな病気 ほか

第2章 尿トラブルの検査と診断
医療機関の選び方と受診前の準備/診察の流れ/前立腺肥大症を質問票で調べる/男女それぞれの検査 視診・内診、直腸診/腹圧性尿失禁を調べる詳しい検査/排尿症状などを調べる残尿測定と尿流測定/尿流動態検査(ウロダイナミクス検査)/目で見て確認する超音波検査と内視鏡検査/骨盤底筋の収縮力や動きを調べる検査/尿道粘膜・腟粘膜、骨盤底の検査 ほか

第3章 尿トラブルの 行動療法・薬物療法・刺激療法
尿トラブルにはどのような治療を行う?/頻尿・切迫性尿失禁の治療/夜間頻尿の治療/腹圧性尿失禁の治療/溢流性尿失禁の治療/骨盤臓器脱の治療/骨盤底筋体操/骨盤底筋トレーニング(バイオフィードバック)/前立腺肥大症の治療/漢方薬による治療/電気刺激療法・磁気刺激療法/GSMの治療/MPPSの治療/高齢者の過活動膀胱・尿失禁の治療 ほか

第4章 尿トラブルの手術療法・その他の治療法
手術を受ける目安と手術までの流れ/腹圧性尿失禁の手術療法/前立腺肥大症の手術療法/難治性過活動膀胱の治療/PRP療法/その他の手術療法 ほか

第5章 生活のなかでできること
生活習慣を見直す行動療法/ヨガ、ピラティスで骨盤底筋を強化/機能性尿失禁のための工夫/尿ケア用品を上手に活用/外出を楽しむために ほか

追加情報

ISBN

9784867562789

ページ数

160ページ

発行日

2026/10/25

刷色

4色

判型

A5版

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。