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やさしいカラー図解 腎臓病

富野康日己(監修)
SKU: 30261271

¥1,980

成人の5人に1人が罹患する慢性腎臓病(CKD)。腎臓病の検査・治療・食事療法までやさしく解説する入門書。

 近年、「新たな国民病」ともいわれ注目されている慢性腎臓病(CKD)。国内の患者数は約2000万人、成人の5人に1人が罹患していると推計されており、決して特別な病気ではありません。その上、CKDは初期には自覚症状がほとんどないため、健康診断で異常を指摘されても放置されがちです。しかし、病気が進行すると腎機能は徐々に低下し、やがて人工透析や腎移植が必要となる末期腎不全へ至ることがあります。現在、日本には約35万人もの透析患者がおり、患者本人だけでなく、家族や社会にも大きな影響を及ぼしています。
 一方で、CKDは早期発見・早期治療によって進行を抑えられる可能性が高い病気でもあります。完治が難しい病気ではあるものの、適切な治療や生活改善を続けることで、腎機能の低下をゆるやかにし、末期腎不全を防げるケースも少なくありません。そのためには、「腎臓病を正しく知ること」が何より重要です。
 本書では、腎臓の基本的な働きから、CKDの原因となる糖尿病、高血圧、IgA腎症などの代表的な病気、検査でわかること、最新の治療法までを、専門知識がない人にも理解できるよう、図表やイラストを豊富に用いてやさしく解説しています。また、腎機能の低下をなるべく遅らせながら日常を送るための、生活・食事・運動の方法を紹介し、なかでも食事療法について詳しく解説しています。腎臓病では病気の進行度によって、たんぱく質、カリウム、リン、塩分などの摂取制限が必要になる場合がありますが、本書では、食事療法の基本的な考え方から、日常生活で実践しやすい工夫、忙しい人でもできる食事療法の工夫などを具体的に説明しています。
さらに、病気が進行して慢性腎不全に至った際の治療法や透析治療中の旅行や災害への備えなどのポイントも幅広く掲載。患者さん本人はもちろん、家族や医療従事者にとっても役立つ一冊です。
 「『腎機能が低下しています』と言われた」「健康診断で尿たんぱくを指摘された」「透析はできるだけ避けたい」――そんな人にこそ読んでほしい、腎臓を守るための実践ガイドです。

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説明

◆ 監修者 ◆
富野 康日己(とみの やすひこ)

順天堂大学名誉教授、医療法人社団松和会理事長。1949年生まれ。1974年順天堂大学医学部卒業後、市立札幌病院で研修。東海大学医学部内科助手・講師を経て、1987年米国ミネソタ大学に客員講師として招聘される。1988年順天堂大学医学部腎臓内科助教授、1994年、同教授に就任。順天堂大学医学部附属順天堂医院副院長、同大学医学部長・大学院研究科長を経て、2015年医療法人社団松和会常務理事。2019年より現職。日本内科学会(名誉会員)、日本腎臓学会(名誉会員)、日本成人病(生活習慣病)学会(名誉会員)、日本糖尿病学会(功労学術評議員)などに所属。著書・監修書多数。

◆ 目次 ◆

第1章 腎臓病の基本知識
腎臓病とはどんな病気?/腎臓の位置とそのしくみ/多岐にわたる腎臓の役割/今増えている慢性腎臓病(CKD)とは?/CKDが進行すると、どうなる?/CKDの原因となる4大疾患/CKDのそのほかの原因疾患/CKDになりやすい人とは?/増えている急性腎障害からのCKD

第2章 検査と慢性腎臓病(CKD)の診断・治療
早期発見には尿検査/腎臓病のステージがわかる血液検査/クリアランス検査で腎臓の働きを知る/形から腎臓の状態を知る画像検査/診断を確定させる腎生検/CKDの診断/CKDの重症度と治療方針/原因疾患によって異なる治療法/CKDの薬物療法

第3章 腎臓にやさしい生活習慣
●生活編 体力に合わせた日常生活を/自宅でできるセルフチェック/腎臓にやさしい、規則正しい生活/過労やストレスは腎臓の敵/治療中の感染症対策/治療と仕事との両立/暑さ・寒さへの対策/入浴時は血圧変動に注意/意外と重要な口腔ケアも忘れずに/CKDと性生活/CKDを合併した妊娠・出産について/CKDの合併症と生活習慣
●食事編 食事療法の目的と基本方針/CKD ステージ別食事療法の進め方/食塩は何をどれだけ減らすか/高齢者のCKD治療における注意点/食事の内容を記録しよう/食事療法に活かす計量器具/調味料の使い方/献立は「主食」「主菜」「副菜」/挫折しない減塩のコツ/たんぱく質は良質なものを適量/適切なカリウム、カルシウムのとり方/ボリュームアップのコツ/エネルギー補給のコツ/リンをなるべく減らして食べる/大切な水分摂取と飲み物の選び方/忙しい人でもできる食事療法の工夫/外食は完全NGではない/中食では栄養成分表示を確認/手軽で簡単!1週間の献立例/慢性腎臓病の病気別食事療法
●運動編 運動療法と食事療法の両輪が必要/腎臓を守るには適度な運動が必要/運動の前にメディカルチェック/高齢者は無理のない運動で筋力維持/安全に行う運動の基本/運動をはじめる前の準備運動/日常生活で運動を続け、増やす工夫/糖尿病関連の腎臓病の運動療法

第4章 慢性腎不全になったら―お金、暮らし、仕事のリアル
末期腎不全の治療法は透析療法と腎臓移植/透析療法には腹膜透析と血液透析がある/腹膜透析の実際/血液透析の実際/唯一の根治的治療-腎臓移植/透析治療中の外出・旅行/災害に備える/医療費補助や社会保障制度を活用

追加情報

ISBN

9784867562710

ページ数

160ページ

発行日

2026/7/25

刷色

4色

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。