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治りにくい心の病

久保田正春(著)
SKU: 30210828

¥1,760

それでも少しずつ良くなるために
あきらめず、少しでも良くなるような対応を考えるためのガイド。

心の病が治りづらいのは特別なことではありません。
それでもあきらめず、少しでも良くなるような対応を考えるためのガイド。

よく見られる心の病について、なぜその病気・症状が改善しないのか考えられる理由を広く検討し、その原因・病気・症状ごとに、よりよい対処方法を一般の方向けにアドバイスする書籍です。改善しない理由を探ることから治癒への希望に結び付けることが狙いです。治りにくい理由として、診断の問題、治療方針の違い、投薬の違い、他の療法を考慮すべき、患者サイドの問題、併存する別の病気などが考えられます。どの病気であるにせよ、主治医との信頼関係を築くことが最重要となります。患者サイドも確かな知識を持って医療側と良いコミュニケーションを保つことが改善への道を開きます。
〔取り上げる病名〕統合失調症とその関連障害、うつ病、双極性障害、不安障害などのストレス性障害、摂食障害、パーソナリティ障害、各種の発達障害など。

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説明

◆ 著者 ◆

久保田正春(くぼた・まさはる)

日下部記念病院院長(山梨市)、精神科医。1987年山梨医科大学医学部卒業、医学博士。ドイツ、マックスプランク精神医学研究所留学(文部省在外研究員)、山梨医科大学講師を経て、現在、日下部記念病院院長。2004年より山梨大学医学部臨床准教授兼任。主な著作として『抗うつ薬を飲む前に』(共著)、『あなたの家族が心の病になったとき』、『ここまで進んだ 心の病気のクスリ』(以上、全て法研)などがある。

◆ 目次 ◆

第1章 心の病と診断されたとき
心の病とは何だろう/歴史的観点からみると/どうなったら治ったといえるのか/そもそも完璧に治るものなのか/テキストに書いてある、治るに関係した概念/良くなるには何が必要なのか?通常のガイド本やマニュアルには書いていないこと
第2章 治りにくいケースとは
診断から治療、改善、治癒までの流れ/治療方針について/治らない理由として考えられること/①診断に問題があった/②原因が違う/③併存する病気がある/④治療方法に問題があった/⑤薬が合わないケース、薬では治らないケース/⑥コンプライアンスの低下/⑦主治医とのコミュニケーションの問題/⑧家族や環境、職場などの問題/⑨最初のうちは良かったのに…というケース
第3章 〔症状別 対処のポイント〕統合失調症
第4章 〔同〕うつ病
第5章 〔同〕双極性障害
第6章 〔同〕不安障害(不安症)
第7章 〔同〕摂食障害
第8章 〔同〕パーソナリティ障害・発達障害
第9章 医療を上手に利用するために
●巻末付録/精神疾患の治療に用いられる主な薬剤

追加情報

ISBN

9784865138283

ページ数

240ページ

発行日

2021年9月28日

刷色

2色刷

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。