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EBMシリーズ ぜんそく 正しい治療がわかる本

足立 満、福井次矢(著)
SKU: 30160811

¥1,540

きちんと管理すればぜんそくは治る!

吸入ステロイド薬を中心とした治療で発作を予防すれば、健康な人と変わらない生活が送れます。子どもからお年寄りまで、安全で効果的な自己管理法と生活上の注意を徹底解説。

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説明

◆ 著者 ◆
足立 満(あだちみつる)

昭和大学医学部教授第一内科(呼吸器アレルギー学)
1946年山梨県生まれ。昭和大学医学部卒。山梨赤十字病院内科部長、昭和大学医学部第一内科助教授、ロンドン大学 Royal post graduate medical school 臨床薬理学教室研究員を経て、現在昭和大学第一内科主任教授。専門は、臨床アレルギー学、呼吸器病学、特に気管支喘息の病態生理・治療。主な共著書に『気管支喘息の薬物療法』(医薬ジャーナル社)、『アトピー・アレルギー性疾患』(中山書店)、『臨床アレルギー学』『気管支喘息』(南江堂)など多数。

福井次矢(ふくいつぐや)

聖路加国際病院院長
1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。2004年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本ででのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍。

◆ 目次 ◆

はじめに

第1章 診断はこのように行われます
咳が長引くときは専門医を受診しましょう
思い込みや勘違いに注意が必要です
問診により、咳や息苦しさの特徴を見極めます
気道の狭まりぐあいや過敏性を調べる検査を行います など

第2章 これが基本となる正しい薬物療法です
ぜんそく治療の進め方(長期管理計画)
ぜんそく治療の進め方(発作時の対応)
長期管理の必要性とその進め方
おこった発作を抑える治療から、発作を防ぎ症状を管理する治療へ
治療の目的は、発作を防ぎ、健康な人と変わらない日常生活を送ることです
重症度によって、治療内容を選択します など

おとなの薬物療法はこのように進められます
子ども(2歳未満)の薬物療法はこのように進められます
子ども(2~5歳 6~16歳)の薬物療法はこのように進められます
発作のときにはこのように対応します
発作の程度によって、対処法が決まります
中発作以上は、ただちに医療機関へ
おとなの急性発作時の治療はこのように進められます
小発作(軽度)の治療内容
中発作以上は速やかに救急外来へ
子どもの旧発作にはこのように対応します
あわてずに子どものようすをよく観察しましょう
早めの対応がたいせつです
自宅以外で発作がおこったときのための準備もたいせつです など
ぜんそく治療に用いられる薬の役割を知っておきましょう
発作のないときに用いられる長期管理薬によって発作が予防されます
吸入ステロイド薬には、炎症を抑える強力な作用があります
吸入ステロイド薬は、ぜんそく死や入院患者の数を減らします など

第3章 発作予防と生活するうえで気をつけたいこと
日々の管理で、症状の変化を早めに把握しましょう
症状のコントロール状態が手軽にわかる「ぜんそくコントロールテスト(ATC)」
自己管理の強力な相棒「ぜんそく日記」
ピークフロー値は、おもに太い気道の閉塞状態を示しています
同じ時刻、同じ姿勢など、測定にはルールがあります など

自分にとっての悪化要因を知りましょう
目標は、健康な人と変わらない生活を送ることです
あらゆる刺激が発作の引き金に!?

生活環境・生活習慣を総点検し、予防策を
まずはダニ胎児、寝具や寝室のていねいな掃除・洗濯が基本です
かぜ・インフルエンザを予防しましょう
食生活は、他品目を腹八分目で

ストレスと発作の悪循環に陥らないようにしましょう
発作の前を振り返ってみると、ストレスが・・・
ぜんそくの病気そのものもストレスになります
コラム 子どもの成長とぜんそく管理

第4章 病気に対する正しい知識
ぜんそくは、気道に慢性の炎症がおこっている病気です
発作のないときも炎症が続いています
アトピー型と非アトピー型のぜんそくがあります
過剰な免疫反応が、アレルギー性の炎症をおこしてしまいます など

ぜんそくは命にかかわる病気です
患者さんの数は、増加傾向にあります
ぜんそくは死亡者数が劇的に減った病気です

ぜんそくには、いろいろな特徴があります
発作がおこりやすい時間帯、季節があります
安静にしていても発作はおこります
医師との信頼関係がたいせつな病気です
コラム 原因アレルゲンのエキスを注射して治療する
アレルゲン特異的免疫療法(減感作療法)

第5章 これだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A
Q.発作がおこっていないときに、なぜ薬を使わなければならないのですか。
Q.ぜんそくの治療を続けていますが、妊娠を望んでいます。生まれてくる子どももぜんそくになるのでしょうか。また、病状に影響はあるのでしょうか。
Q.私のぜんそくは、職場の環境に原因があるといわれました。
転職するしかないのでしょうか。など

参考文献
EBMシリーズ刊行にあたって
ぜんそくの専門医のいるおもな施設リスト

追加情報

ISBN

9784879548115

ページ数

208頁

発行日

2010年12月12日

刷色

2色刷

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。