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EBMシリーズ アルツハイマー病 正しい治療がわかる本

栗山勝(著)、福井次矢(編)(著)
SKU: 30160699

¥1,540

治療法だけでなく予防法も進歩し、「あきらめの病気」ではなくなりつつあります

現在の患者数は140万人にのぼるともいわれ、脳の老化に伴い誰もがかかり得る病気です。しかし、最近では脳のメカニズムの研究により、ワクチンによる予防法などの開発が目覚しく進歩しています。また、回想法・音楽療法といった、薬を使わないさまざまな治療法で病気の進行を抑えられることがわかり、「あきらめの病気」ではなくなりつつあります。本書では、薬物療法・非薬物療法はもちろん、予防法や効果的なケア(介護)の方法についても、くわしく解説しています。

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説明

◆ 編著者 ◆
栗山勝(くりやままさる)

/著
福井大学医学部第二内科教授
1972年鹿児島大学医学部卒業。翌年同大学医学部第三内科入局。76年同医学部助手。78年自治医科大学神経内科学教室研究員、翌年より東京都立臨床医学総合研究所研究員を務める。84年鹿児島大学医学部講師、90年から92年まで米国セントルイス大学医学部生化学に留学。帰国後、鹿児島大学医学部助教授。94年福井医科大学医学部(現福井大学医学部)第二内科教授に就任、現在に至る。おもな研究分野は認知症を含む神経疾患の診断と治療、脳血管障害の診断と治療など。日本内科学会理事。日本神経治療学会理事ななど。

福井次矢(ふくいつぐや)

/編
聖路加国際病院院長
1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。2004年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本ででのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍。

◆ 目次 ◆

第1章 これが基本となる正しい治療です
治療計画
アルツハイマー病の治療はこのように進められます
薬についてはこんなことがわかっています
薬を用いない治療法の効果も見逃せません など

第2章 検査はこのように行われます
さまざまな情報を総合的に評価して診断が行われます
アルツハイマー病と症状が似ている病気があります など

第3章 病気に対する正しい知識
認知機能障害を主症状とする進行性の病気です
アルツハイマー病の背景 など

第4章 ケアする家族が知っておきたいこと
家族が協力してケアする態勢を整えましょう
本人の世界を大切にしながらケアしましょう
規則正しい生活が病気の進行を抑えます
公的支援制度は積極的に活用しましょう など

第5章 ケーススタディ~こんな場合、こんな対応を~
妄想がある場合 
・自分のものが見当たらないと「盗られた」と言って騒ぎ、介護する人を犯人扱いします。
日常行動に困った点がある場合
・お風呂に入るのをいやがります。
排泄に問題がある場合
・おもらししたり、浴室や部屋の隅などトイレ以外で排泄したりします。 など

EBMシリーズ刊行にあたって
認知症の専門医のいる主な施設リスト

追加情報

ISBN

9784879546999

ページ数

160頁

発行日

2008年1月31日

刷色

2色刷

判型

A5判

※著者の肩書等は全て刊行当時のものです。