説明
◆ 監修者 ◆
竹中文良(たけなかふみよし)
医学博士 ジャパン・ウェルネス理事長
1931年和歌山県生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。日本赤十字社医療センター外科部長、日本赤十字看護大学教授を経て、現在同大学客員教授。1986年、大腸がんに罹患し、手術を受ける。2001年、がん患者のメンタル・サポートを目的にジャパン・ウェルネスを設立し、理事長に就任。著書に『医者が癌にかかったとき』『続・医者が癌にかかったとき』『『癌になって考えたこと』(文藝春秋社)、共訳に『ウェルネス・コミュニティー―がんに克つ人、負ける人』(読売新聞社)がある。
◆ 目次 ◆
はじめに
本書の使い方
がん療養生活の流れ
1章 納得できる治療を受けるために
1.がんとつきあっていくために
2.がんの基本的な治療方法
3.質の高いがん医療が受けられる「がん診療連携拠点病院」
4.医師と話をするときは
5.受診時に聞いておくこと、伝えておくこと
6.受診時の聞き違いに注意しましょう
7.情報の種類と活用方法
8.セカンドオピニオンを受けるために
Q&A こんなときどうする?
9.別な病院で治療を受けたいときは
10.入院前に家族や周囲の人と話し合っておくべきこと
11.入院時に用意するもの
第2章 入院時に注意したいこと
1.入院生活について
Q&A 手術前後、どうなるの?
2.化学(薬物)療法について
3.放射線療法について
4.術後に感じる痛み
5.緩和ケアの役割
6.入院中に申請しておくとよい装具について
7.治療後に別な医療機関を紹介された場合
8.退院後の生活の心得
Q&A 退院後、どうなるの?
第3章 退院後の過ごし方
1.自宅での過ごし方
2.ご家族の方へ
3.経過観察期間の記録
4.通院で受ける化学(薬物)療法の副作用の注意点
5.術後の後遺症、倦怠感への対策
Q&A こんなときどうする
6.「痛み」を医師にわかるように伝える
7.がん療養中のうつ症状
8.再発・転移の不安を感じたら
9.再発・転移時に主治医の変更、転院はできる?
10.食事のとり方、食欲のないときの対処法
11.代替療法を利用するときは?
12.リンパ浮腫への対処法
13.容貌の変化への対処法
14.患者会など、同じ経験をした方々との出会い
15.職場復帰にあたって
16.養生法
第4章 経済的・社会的なサポート制度
1.治療費用と公的医療保険
2.医療費の負担を減らす高額療養費
3.療養生活を支える制度
4.退院後に介護が必要な場合の介護保険の活用
5.契約している民間保険の確認事項
知っておきたいがんの用語