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EBMシリーズ うつ病 正しい治療がわかる本

早めに精神科を受診することが肝心。しっかりした治療で、ほとんどのうつ病は治ります

樋口輝彦(著)、福井次矢(編)

発行日:2008年3月29日

定価:本体1400円+税

A5判 176頁 2色刷

ISBN:978-4-87954-710-1

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内容紹介

うつ病の患者さんの数は年々増加傾向にあり、最近では日本人の800万人がこれまでにうつ病を経験しているといわれています。治療法としては休養・薬物療法・精神療法・環境調整が4本柱で、これらを組み合わせて治療します。薬物療法としては副作用の少ない薬ができており、また、治りにくいタイプのうつ病には電気けいれん療法が有効なこともわかってきました。再発の多い病気ではありますが、精神療法や環境調整などを続けることで予防できます。本書では、治療方法を中心に、生活上の注意点や家族の方へのアドバイスなどについても詳しく解説しています。
樋口輝彦(ひぐちてるひこ) /著
国立精神・神経センター国府台病院院長
1972年、東京大学医学部卒業後、埼玉医科大学助手を経てカナダ・マニトバ州立大学医学部生理学教室に留学。群馬大学医学部精神神経科助教授、昭和大学藤が丘病院精神神経科教授を務めた後、1999年より国立精神・神経センター国府台病院副院長。翌年院長に就任し現在に至る。うつ病治療の第一人者として斯界に知られる。おもな著書に『難治性うつ病の臨床』(診療新社)、編著『うつ病/私の出会った患者さん』(日本評論社)、共著に『うつ病の病態生理と診断・治療』(真興交易医学出版部)ほか。
福井次矢(ふくいつぐや) /編
聖路加国際病院院長
1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。2004年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本ででのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍。

目次

プロローグ うつ病の治療に対する考え方
できるだけ早期に適切な治療を始めましょう
うつ病の診断・治療はこころの専門家、精神科医のもとで
うつ病の治療はこのように分類されます など

第1章 これが基本となる正しい治療です
軽症・中等症の薬物療法の治療計画
軽症・中等症の薬物療法はこのように進められます
幻覚・妄想を伴わない重症の薬物療法の治療計画
幻覚・妄想を伴ううつ病
躁うつ病
薬物療法を正しく理解しておきましょう
精神療法で回復を早めます
そのほかにもこのような治療法があります など

第2章 診断はこのように行われます
うつ病の診断は問診によって行われます
受診のきっかけはほとんどが体の症状です
問診により、自覚していない精神的な症状を明らかにします
気分の変化や意欲の低下、それが現れた時期や状況を整理します
発症の引き金となるできごとはあったでしょうか など

第3章 再発予防と生活するうえで気をつけたいこと
うつ病になりやすい原因を知っておきましょう
薬を自己判断でやめないようにしましょう
うつ病になりやすい体質のようなものがあります
経験を生かして、予防に備えましょう
うつ病は再発しても、また治ります など

第4章 病気に対する正しい知識
病気のしくみは徐々に明らかになっています
いろいろなタイプのうつ病があります
特徴を示す名前のついたうつ病があります
うつ病は多くの人がかかっている病気です
子どももうつ病になります
単なる「なまけ病」ではありません
うつ病は侮らず確実に治しましょう など

第5章 家族の方へのアドバイス
患者さんをサポートする際に知っておきたいこと
「がんばって」と励まさないこと
無理に気分転換を勧めないようにしましょう
心配しすぎないこともたいせつです
「いきなり全力」にはブレーキをかけて
重大な決定は先延ばしにしましょう
なんとしても自殺を防ぎましょう など

第6章 これだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A
Q朝はまったく起きられません。でも夕方になると元気になります。うつ病ですか。
Qうつ病だと診断されました。人によって違うそうですが、大まかな治療の流れがわからず不安です。
Qうつ病の場合どのくらいの期間、休養すればよいのですか。
Qどんな場合に入院が必要ですか。
QSSRIと三環系抗うつ薬はどう違うのですか。
Q薬が効かないのですが、飲み続けなければならないのでしょうか。 など

EBMシリーズ刊行にあたって
うつ病の患者さんの職場復帰支援を行っているおもな施設リスト


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