| 本書紹介 |
急増する「新しいタイプのうつ病」 自分のことを「うつ病」だと言いたがり、自分の具合が悪いのは会社や上司のせいだとする。これらは、従来のうつ病とは症状が異なり、「新型うつ病」「非定型うつ病」などと分類されている。「性格のせい」だけではないこの病気に、本人や家族、周囲の人はどのようにかかわっていくべきか、治療の方法や社会生活上の支障を少なくする方法などを解説。職場関係者や医療従事者にも参考になる1冊。 |
| 内 容 |
はじめに
第1章 本当のうつ病とはなにか 1.定型うつ病にみられる精神・身体症状 2.定型うつ病の診断はいかにして行われるか 3.定型うつ病になりやすい性格 ケース1 定型うつ病の典型例:モーレツ社員に発症した定型うつ病 4.まとめ
第2章 「非定型うつ病」とはどういうものなのか 1.非定型うつ病にみられる精神・身体症状 ケース1 上司の叱責を契機に自律神経症状に加え、非定型うつ病になった社員 ケース2 パニック発作で休職中に、非定型うつ病の病像が明確にみられた社員 ケース3 発病に伴い以前と性格が変わり、会社からの評価の変化を気に病む社員 ケース4 対人関係が苦手で、依存など逃避傾向が顕著な例 2.定型うつ病と非定型うつ病を鑑別する 3.非定型うつ病と間違われやすい心の病 4.まとめ
第3章 なぜ非定型うつ病はこんなに増えたのか 1.親の養育態度 ケース1 定型うつ病になりやすいメランコリー親和型性格であるが、母親との関係で非定型うつ病を呈した例 2.性格特性 3.現代社会の背景やストレスとの関連を考える ケース2 怒りの表現をできないために転職を延々と繰り返している社員 4.うつ病の社会的認知度の変容 ~うつ病であることを堂々と主張できる現代~ 5.精神科医の対応 6.非定型うつ病の発症のメカニズムを考える
第4章 治療が必要な場合とは 1.気分の落ち込みと「うつ病」の違い 2.うつ病とはどのように治っていくのか ケース1 繰り返すうつ病?山本さん ケース2 自殺を企図してしまう安本さん 3.非定型うつ病と詐病 4.非定型うつ病と思われるさまざまなケース ケース3 現実逃避や回避を繰り返してしまう小林さん ケース4 うつ病の薬物療法が効かない藤沢さん ケース5 治療が効かないため病院を転々としてしまう香川さん 5.まとめ
第5章 非定型うつ病の治療を考える 1.非定型うつ病の治療~臨床現場から~ ケース1 インターネットでうつ病の自己診断をする山田さん 2.非定型うつ病のいろいろな治療法 3.非定型うつ病の患者さんの「傷つき」 ケース2 自分が否定され批判されたことが、より深い傷つきになった佐藤さん ケース3 人前で自分の名前が書けなくなってしまった下田さん 4.日常生活の注意点 5.復職の目安について ケース4 治療成功例:仕事への不適応を背景に胸部の痛みを長期間自覚していたが、何とか職場復帰した金田さん ケース5 治療成功例:日常生活習慣への助言と介入で、社会復帰できた手塚さん 6.まとめ
第6章 周囲の人はどう対応すればよいか ケース1 職場での困った事例 ケース2 家庭での困った事例 ケース3 医療現場での困った事例
おわりに |