| 本書紹介 |
“癒し”がもてはやされる昨今ですが、裏を返せば現代人がそれだけ日頃から緊張を強いられ、心のやすらぎを求めていることに他なりません。ストレス社会に暮らす私たちにとって、心の病気はますます身近な問題になっています。 ところで、心の病気に悩んでいる人の多くは誰にも相談できず、ひとり悶々と過ごしているケースが少なくありません。それは心の病気がからだの病気と比べて症状の判断が難しいことや、心の病気に対する社会的な理解が十分でないなどの問題が背景にあるからです。しかし、早期発見・早期治療が大切なことは心の病気もからだの病気もまったく同じ。本書は、なんとなく心が晴れないと感じたときに読んでほしい“心の健康事典”です。 第1章では、「よく眠れない」「イライラして怒りっぽい」「元気がでない」など、心に起因する自覚症状を40項目掲げ、読者が不安や疑問を感じたときに「YES」「NO」のチャートを選んでいくことで、専門的な知識がなくても心の健康状態が把握できるようになっています。 第2章では、チャートから診断された心の病気について、その特徴や原因を解説。図版やイラストを多用し、重要なポイントがひと目でわかります。さらに現代社会特有の心の病気やストレス症候群が傾向ごとに紹介され、読者は自身のケースと比較対照しながら、「経過をみればよいか」「ただちに専門医に受診すべきか」などの判断も含め、病気への理解を深めることができます。 第3章では、薬物療法・精神療法などの治療法を解説し、最後の第4章では、ストレスをコントロールする方法や心の病気にならないための生活習慣などをアドバイスしています。
※姉妹図書『図解 症状からわかるからだの病気』を併読すれば、症状についてより深い理解が得られます。本書と2冊セットになった『健康ファミリーのかかりつけDr.』(ケース入り)もあります。
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| 内 容 |
口 絵 脳から見た-心のしくみ 第1章 チャートで診断 症状でわかる心の病気(40項目) よく眠れない/いやな夢ばかり見る、睡眠中うなされる/日中眠くてしかたがない、居眠りが治らない/イライラして怒りっぽい/ささいなことが気にかかる/元気がでない/出産後から自分の様子が変、赤ちゃんにイライラする/人に会いたくない/感情がわかない/外出するのが億劫、怖い/会社に行くのが億劫、怖い/仕事や家事、日常の動作が思うようにいかない、できない/会社を休むと不安でしかたがない/人前で緊張してうまく話せない、赤面する、からだが震える/視線が気になる/意欲がわかない/話がまとまらない/きれい好きすぎる/頭の動きがにぶい/もの忘れをする、記憶がなくなった/お酒を飲みすぎる、やめられない/理屈に合わない行動をとる、奇妙な行動をとる/心臓がドキドキする、息苦しくなる/食欲がない/食欲がありすぎる/だるい、疲労感がとれない/頭が痛い、頭が重い/肩こりや腰痛、関節痛がある/めまいや立ちくらみがする/目が疲れる・痛い、ものが二重に見える/吐き気がする、嘔吐する/下痢をする、便秘がひどい/味覚がおかしい/匂いがしない、自分のからだが臭う/耳鳴りがする、よく聞こえない/手足がピリピリする、しびれる/からだが震える/立てない、歩けない、声が出ない、目が見えない/月経が止まった、毛が抜ける(女性のみ)/セックスができない、したくない あなたのチャートチェック結果表
第2章 こころがもたらすからだの病気 ●心がもたらすからだの病気-心身症 「心身症」は“心の病気”ではない/ストレスで起こるからだの変化/心身症とみなされる“からだの病気”/「心身症」になりやすい人 ケース・スタディで見る心身症の症状と経過 「虚血性心疾患」の場合/「過換気症候群」の場合/「頭痛(筋収縮性頭痛・片頭痛)」の場合/「眼精疲労(VDT症候群)」の場合/「気管支喘息」の場合/「女性の男性型脱毛」の場合/「慢性疲労症候群」の場合/「自律神経失調症」の場合 ●“気分が落ち込む”心のかぜ-うつ病 「うつ病」とは/うつ病が起こる原因/いろいろなタイプに分類されるうつ病/うつ病で気をつけたい自殺願望 ケース・スタディで見るうつ病の症状と経過 「仮面うつ病」の場合/「更年期うつ病」の場合/「空の巣症候群」の場合/「月経前緊張症」の場合/「産後うつ病」の場合/「燃え尽き症候群」の場合/「出社拒否症」の場合/「昇進うつ病」の場合/「微笑みうつ病」の場合/「上昇停止うつ病」の場合/「週末うつ病」の場合/「定年前症候群」の場合/「引っ越しうつ病」の場合/「サンドイッチ症候群」の場合/「さびつき症候群」の場合/「ヤセガエル症候群」の場合/「長期不況症候群」の場合/「朝刊症候群」の場合/「サザエさん症候群」の場合/「飛行機雲症候群」の場合/「スーパーウーマン・シンドローム」の場合/「身だしなみ症候群」の場合/「結婚後悔症」の場合/「ヤマアラシ症候群」の場合 ●不安な気持ちが起こす心の病気-神経症 「神経症」とは/日常の不安と神経症/神経症の分類とその症状-①不安、神経症的抑うつ状態 ②恐怖状態 ③強迫、解離・転換状態 ④環境反応 ⑤妄想状態 ケース・スタディで見る神経症の症状と経過 「全般性不安障害」の場合/「パニック障害」の場合/「外出恐怖(広場恐怖)」の場合/「対人恐怖(社会恐怖)」の場合/「身体醜形性障害」の場合/「強迫性障害」の場合/「急性ストレス障害」の場合/「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の場合/「心気症」の場合/「解離性(転換性)障害」の場合/「疼痛性障害」の場合/「離人神経症」の場合/「触れ合い恐怖症候群」の場合/「超高層ビル症候群」の場合/「セルフナーバス症候群」の場合/「帰宅拒否症(帰宅恐怖症候群)」の場合/「OA不安症」の場合/「主婦症候群」の場合 ●心のよりどころが心身を脅かす-依存症 「依存症」とは ケース・スタディで見る依存症の症状と経過 「アルコール依存症」の場合/「甘味依存症」の場合/「OA依存症」の場合/「ギャンブル依存症」の場合 ●眠りまつわるさまざまな悩み-睡眠障害 「睡眠障害」とは ケース・スタディで見る睡眠障害の症状と経過 「睡眠相後退症候群」の場合/「精神生理性不眠(神経質性不眠症)」の場合/「睡眠時無呼吸症候群」の場合 ●食行動を破綻させる心の病気-摂食障害 「摂食障害」とは ケース・スタディで見る摂食障害の症状と経過 「神経性無食欲症」の場合/「神経性大食症」の場合 ●セックスができない-性機能不全 「性機能不全」とは ケース・スタディで見る性機能不全の症状と経過 「性的欲求低下症」の場合/その他の性機能不全と関わる心模様 ●脳の病変がもたらす“忘却”の病-痴呆 「痴呆」とは/なぜ痴呆になるのか-「血管性痴呆」と「アルツハイマー型痴呆」 ケース・スタディで見る痴呆の症状と経過 「老人性のうつ病」の場合 家族が痴呆になったとき/痴呆を防ぐ生活習慣
第3章 「こころの病気」の治し方 “心のお医者さん”へのかかり方 心のお医者さんってどんな人? 心の病気の薬物療法 「向精神薬」とは、どんな薬? 精神療法とは なぜ、精神療法は必要か?/自律訓練法/行動療法/交流分析/遊戯療法/森田療法/芸術療法/音楽療法/家族療法
第4章 心の病気を防ぐ日常生活 心の病気はどう防ぐ? 心の病気を怖れずに!/ストレスとは何か/ストレスサインを見逃すな! ストレス回避のための生活習慣改善ポイント ストレスをもたらす生活習慣を改善しよう/笑いと忘却の効能/音楽の効能/香りの効能/ストレス回避の考え方
『図解 症状からわかるこころの病気』索引・難解用語解説
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